機械・材料呉工業高等専門学校
国立・中国・広島県
学校概要
呉高専は広島県呉市にある国立高専で、JR呉線・安芸阿賀駅から徒歩10分。機械工学・電気情報工学・環境都市工学・建築学の4学科(各40名)構成で、環境都市工学と建築学という建設系の2学科を並べて置いているのが特徴です。卒業生の進路は進学が過半で(令和7年度・進学52.1%/就職46.2%)、就職に強いという高専の一般像とはやや違う横顔を持ちます。女子学生比率は25.3%(令和7年度)。
- 設置区分
- 国立
- 所在地
- 中国・広島県
- アクセス
- JR呉線「安芸阿賀駅」から徒歩10分 / 広島電鉄バス「先小倉」「阿賀駅前」下車徒歩10分
- 学科系統
- 機械・材料・電気・電子・建設・建築
- 公式サイト
- 公式サイトを見る
- 公式SNS
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教育理念・育てたい人物像
呉高専は、準学士課程(本科)の卒業認定方針(ディプロマ・ポリシー)を定めています。学習・教育目標に沿って設けた授業科目を履修し、所定の知識・能力を身につけて167単位以上(一般科目75単位以上、専門科目82単位以上)を修得した学生に、準学士(工学)を授与する方針です。同校はこの方針で「167単位以上(一般科目75単位以上、専門科目82単位以上)を修得した学生に準学士(工学)を授与する」としています。
準学士課程で養成する人材像としては、技術者に必要な教養とコミュニケーション力(HA/人文・社会科学系科目)、専門分野に活用できる工学の基礎知識(HB/自然科学系科目)、実務や研究に活用できる専門知識・専門技術(HC/専門科目及び卒業研究)、主体的な活動を通じ創造的に課題へ対応できる能力(HD/インキュベーションワーク)を掲げています。
施設・環境
全学科・全学年の学生が参加するプロジェクト型学習『インキュベーションワーク』の拠点。3Dプリンタ・レーザーカッター・CNC加工機を導入し、VRショールームではメタバース空間とCAE解析ソフトを利用できる。
地域企業や自治体、研究機関との産学官連携の窓口。遺伝子解析装置や走査電子顕微鏡などの最先端設備を備え、共同研究や高度な技術相談に対応する。
12名の技術職員が在籍し、実験・実習の指導や研究支援を担う施設。
出典: 学校公式サイト ↗
入試情報
入試は推薦選抜(一般推薦・特別推薦)・学力選抜・帰国生徒特別選抜。配点の設計が独特で、一般推薦は調査書270点+面接135点の405点満点、学力選抜は学力検査500点に調査書405点を加えた905点満点です。つまり学力選抜でも調査書が全体の約45%を占めるため、中学校3年間の成績がそのまま効いてきます。加えて、いずれかの教科の得点がその教科の平均点の60%に満たない場合は原則不合格という足切りもあり、苦手科目を作らないことが要求されます。一般推薦の募集人員は各学科とも入学定員の50%程度。学力選抜の検査場所は呉・広島・福山の3会場です。志願倍率は1.90倍(2025年度)。編入先は長岡技術科学大学・豊橋技術科学大学(2023〜2025年度で各8名)が最多で、熊本大学7名・九州大学6名・広島大学4名と続き、3年間で計60名が大学へ進んでいます。
呉高専は、確かな基礎学力を持ちものづくりに興味のある人(H1)、主体的かつ積極的に行動できる人(H2)、コミュニケーション力のある人(H3)を、求める学生像として掲げています。(H1)(H2)(H3)は、それぞれ学力の3要素(1)知識・技能、(2)思考力・判断力・表現力等の能力、(3)主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度に対応しています。
第1学年入学では、中学校を卒業した者を対象に、推薦選抜(一般推薦)、推薦選抜(特別推薦)、学力選抜、帰国生徒特別選抜の4つの方法により入学者を選抜します。このほか、外国の高等学校を卒業した外国人を対象とする第3学年編入学、高等学校を卒業した者を対象とする第4学年編入学の制度も設けています。
高専の中では平均的な競争率
※ 公表された志願倍率に基づく当サイトの目安で、偏差値ではありません。人気・競争率を示すもので、倍率は年度・学科・推薦/学力で変わります。
算出: 志願者数の合計 ÷ 入学定員。推薦・学力など全ての選抜方式の志願者を合算した延べ人数で、両方に出願した志願者は重複して数えられます(学校が重複を除いた実数を公表していないため)。(入学定員160名)
出典: 学校公式サイト ↗
倍率の推移
入試方式
2026年度
対象: 2026年3月に中学校卒業見込みで学業成績が優秀、志望動機が明確で、合格時に入学を確約できる者
選抜: 調査書270点と面接135点の合計405点満点で総合判定
募集人員は各学科とも入学定員の50%程度。試験日は2026年1月16日(金)
選抜: 面接により行う。学業・活動実績と活動内容を確認し、入学意欲や志望学科への適性などを総合的に評価
対象: 中学校卒業(見込みを含む)者、または本校が同等以上の学力があると認めた者
選抜: 学力検査500点(100点×5教科)と調査書405点の合計905点満点で総合判定
いずれかの教科の得点がその教科の平均点の60%に満たない場合は原則不合格。試験日2026年2月15日(日)、検査場所は呉・広島・福山の3会場
対象: 日本国籍または永住許可を有し、中学課程で海外在住が通算2年以上、2024年4月以降に帰国した者
選抜: 学力検査400点(100点×4教科)と面接100点の合計500点満点で総合判定。本校所定の調査書が提出された場合は調査書405点を加えた合計905点満点で判定
試験日2026年2月15日(日)
学費・奨学金
国立高専のため授業料は全国一律で、年額234,600円(令和8年度予定額)です。入学料は84,600円で、入学時に必要な額は教科書・教具や制服代などを含め合計約505,700円が目安となります。住民税非課税世帯等は高等教育の修学支援新制度による授業料減免・給付型奨学金の対象となる場合があり、実質負担を抑えられるケースもあります。
- 年平均
- 251,520円
- 入学金
- 84,600円
- 授業料/年
- 234,600円
- 5年総額(概算)
- 1,257,600円
高等学校等就学支援金は令和8年度(2026年度)から所得制限が撤廃され、世帯年収にかかわらず本科1〜3年が対象になりました。国公立高専の支給上限は年額234,600円(月額19,550円)で授業料と同額のため、申請すれば授業料の負担はなくなります。 支給は原則として通算36か月まで。入学料・教科書代・寮費などは対象外で、本科4〜5年・専攻科は高等教育の修学支援新制度(所得要件あり)に切り替わります。
出典: 文部科学省「高等学校等就学支援金制度」/国立高等専門学校機構「経済的支援」。受給には申請が必要です。
学生会:入会金500+年6,000(前後期3,000)。後援会:入会金10,000+年25,000(前後期12,500)。教科書教具約65,000。制服約80,000(入学時)。入学時一時金=入会金計10,500(制服別)。初年度総額約505,700。出典:公式『所要経費』(令和8年度予定)
奨学金・学費支援
- 給付高等学校等就学支援金対象: 本科1〜3年生(所得制限なし・要申請)
本科1〜3年が対象の国の制度(返還不要)。令和8年度から所得制限が撤廃され、世帯年収にかかわらず年額234,600円(月額19,550円)=授業料の全額が支給され、授業料は実質無償になる。支給は原則通算36月。
- 減免高等教育の修学支援新制度(授業料等の減免)対象: 本科4年〜専攻科(住民税非課税世帯等)
- 給付高等教育の修学支援新制度(日本学生支援機構給付奨学金)対象: 本科4年〜専攻科(住民税非課税世帯等)
- 減免国立高等専門学校機構授業料免除対象: 全学年(経済的理由等)
- 減免入学料免除または徴収猶予
- 減免寄宿料の免除対象: 学生寮入寮者(経済的理由等)
- 貸与日本学生支援機構 貸与奨学金
無利子の第一種・利子付の第二種の貸与奨学金制度。
出典: 学校公式サイト ↗/学校公式サイト ↗/学校公式サイト ↗/学校公式サイト ↗/学校公式サイト ↗/学校公式サイト ↗/学校公式サイト ↗
寮生活
校内に学生寮を備え、遠方や県外からの学生が寮生活を送っています。寄宿料は月額で二人部屋700円・一人部屋800円と低廉で、入寮時に入寮費3,000円が必要です。このほか給食費が月約39,950円(食事材料費 日額900円+給食維持費 月額12,950円)、電気・ガス・水道等に充てる寮維持費が月額13,000円(4〜2月)かかります。留学生用の補食室やシャワー室も整備されています。
- 寮
- あり
- 月額(食費込み)
- 約53,650円
- 定員
- 300名
- 女子入寮
- 女子寮・女子棟あり
- 寄宿料(部屋代)
- 700円
- 運営費・光熱水費等
- 13,000円
- 食費
- 39,950円
寮名:嶺陽寮(男子寮・女子寮)
出典:学生寮経費(出典に年度の記載なし) 2026-08-09 確認
寄宿料は個室の額。給食費は4〜2月の11か月分のため、年額を12で均した月額換算。
学科・カリキュラム
4学科それぞれが40名の少人数構成です。本科の上には2年制の専攻科「プロジェクトデザイン工学専攻」があり、本科で学んだ専門分野を深めつつ、自ら課題を見つけて企画から設計・製作までプロジェクト全体をデザインする力を養う設計になっています。特例適用専攻科の認定を受けているため、修了により学士(工学)の学位取得をめざせます。
呉高専は、機械工学科・電気情報工学科・環境都市工学科・建築学科の独立した4学科に分かれ、中学卒業後の5年間で早期から専門教育を受けられる点が特色です。カリキュラムは、低学年は一般科目を中心とし、学年進行に伴い徐々に専門科目の比重を増やして高学年は専門科目中心となる「楔形(くさびがた)」の編成とし、初年次から全学科に共通する専門的な科目も設けています。豊かな教養と国際性を養う人文・社会科学系科目、工学の基礎を固める自然科学系科目、専門分野の課題に対応する専門科目、社会のニーズを捉え創造的に課題を解決する総合的な科目を体系的に配置し、講義・演習・実験・実習など多様な形態で学びます。評価はシラバスに示す割合に従い、60点以上を合格とします。
高学年では卒業研究やインキュベーションワークを通じて実践力を磨き、卒業後はさらに2年制の専攻科「プロジェクトデザイン工学専攻」へ進む道も開かれています。専攻科では本科で学んだ専門分野を深めつつ、企画から設計・製作までプロジェクト全体をデザインできる能力を養い、特例適用専攻科として学士(工学)の学位取得をめざせます。
機械工学科
ものづくりを通して社会の発展に貢献できる機械技術者を育成する学科。材料・強度、熱・流体エネルギー、制御、加工などの基礎から最新技術までを実験・実習で学び、輸送機器・医療・食品・インフラなど幅広い産業分野で活躍できる技術者を養成する。
電気情報工学科
マイコンを核としたディジタル技術によるものづくりの実践を重視する学科。1〜5年の各学年で実験・実習や卒業研究を通じて技術を体得し、生産技術、電力・ガス等の保全技術、ネットワークやシステム開発などのIT分野で活躍できる技術者を育成する。
環境都市工学科
自然と共生しながら人々が快適に暮らすための社会基盤を整備する『市民のための工学』を学ぶ学科。環境問題に対応できる幅広い視野と高度な知識・技術を養い、公務員やゼネコン、建設コンサルタント、防災・環境分野などで活躍する技術者を育成する。
建築学科
個人住宅から都市全体までの生活環境を対象に、快適で魅力ある空間づくりを目指す学科。理数・工学系に加え歴史・文化・芸術など幅広く学び、コンピュータ設計やレーザー加工機を活用した製作に取り組む。4学科で最も女子学生比率が高いことも特色。
専攻科
本科(5年)修了後にさらに2年間学び、大学と同等の「学士」取得を目指せる課程です。
- プロジェクトデザイン工学専攻
本科で学んだ専門分野を深めつつ複合的な素養を習得し、自ら課題を見出して企画から設計・製作までプロジェクト全体をデザインできる能力を養う2年制課程。特例適用専攻科として認定されており、修了により学士(工学)の学位取得をめざせる。
出典: 学校公式サイト ↗
就職・進学実績
女子学生比率 25.3%(2025-05-01 現在)
主な大学編入先(2023〜2025年度)
3年間の大学編入 計60名
実績・受賞
- 2021アイデア対決・全国高専ロボコン2021 全国大会準優勝全国
- 2024アイデア対決・全国高専ロボコン2024 全国大会アイデア賞全国
- 2025第18回全国高専英語プレゼンテーションコンテストシングル部門 3位全国
- 2022第16回全国高等専門学校英語プレゼンテーションコンテストシングル部門 第2位全国
- 2024第21回全国高専デザインコンペティション空間デザイン部門 優秀賞全国
- 2023第20回全国高専デザインコンペティション空間デザイン部門 優秀賞全国
- 2022第19回全国高専デザインコンペティションプレデザコン部門 空間デザインフィールド 最優秀賞全国
- 2020第17回全国高専デザインコンペティション構造デザイン部門 優秀賞全国
出典: 学校公式サイト ↗
呉工業高等専門学校のオープンキャンパス・説明会【2026年】
日程をすべて見る →10/31土曜令和8年度 第2回学校見学会オープンキャンパス
未定入試説明会学校説明会
※ 各学校の公式サイトに移動します。資料請求の手続き・個人情報の取り扱いは各学校の定めに従います。
呉工業高等専門学校のよくある質問
呉工業高等専門学校の偏差値はどのくらいですか?
高専は高校と入試制度が異なり、一般的な偏差値は公表されていません。呉工業高等専門学校の入試は、公表された志願倍率(約1.9倍)から見ると「標準」が目安です。これは偏差値ではなく人気・競争率の目安で、年度・学科・選抜方式(推薦/学力)で変わります。
呉工業高等専門学校の学費はいくらですか?
呉工業高等専門学校の学費は、本科5年間の総額でおよそ1,257,600円(年あたり251,520円)が目安です。授業料のほか入学料・諸経費・寮費等が別途かかる場合があります。
呉工業高等専門学校に寮はありますか?
呉工業高等専門学校には学生寮があります。寮費は月額約53,650円(食費を含む)が目安です。遠方から通う学生の生活基盤として利用されています。
呉工業高等専門学校の入試倍率はどのくらいですか?
呉工業高等専門学校の代表的な志願倍率はおよそ1.9倍です。倍率は年度・学科・選抜方式(推薦/学力)によって変動します。
呉工業高等専門学校の女子の割合はどのくらいですか?
呉工業高等専門学校の女子比率はおよそ25%です(当サイト集計)。近年は多くの高専で女子学生の受け入れ・支援が広がっています。
呉工業高等専門学校にはどんな学科がありますか?
呉工業高等専門学校には機械・材料・電気・電子・建設・建築系などの学科があります。高専は中学卒業後の5年間で、実験・実習を重視した専門教育を受けられるのが特徴です。
呉工業高等専門学校の卒業後の進路は?
呉工業高等専門学校をはじめ高専の卒業生は、就職と進学(大学への編入学・専攻科への進学)の両方に進みます。専門性を活かした就職に強く、求人倍率が高いことで知られます。詳しい進路実績はページ上部のデータをご覧ください。
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データ更新日: 2026-06-21
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