商船大島商船高等専門学校
国立・中国・山口県
学校概要
大島商船高専は瀬戸内海に浮かぶ周防大島(山口県周防大島町)にある国立高専で、全国5校の商船系高専のひとつです。商船学科・電子機械工学科・情報工学科の3学科で入学定員は各40名・計120名、本科の在籍者は651名。女子学生比率は25%(令和7年5月1日現在)。校内練習船「大島丸」と学生寮「小松寮」(総定員353名)を備えます。全国高専ディープラーニングコンテストでは2022年に準優勝(経済産業大臣賞)、2023年に最優秀賞と、AI分野で目立った実績を上げています。
- 設置区分
- 国立
- 所在地
- 中国・山口県
- アクセス
- JR大畠駅2番乗り場から沖浦経由・町立橘医院前行きバスで「大島商船高専」下車 / 大畠駅前から車で約10分
- 学科系統
- 商船・電気・電子・情報
- 公式サイト
- 公式サイトを見る
- 公式SNS
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教育理念・育てたい人物像
大島商船高等専門学校のディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)は、各学科の教育目標に基づく所定の能力を身につけ、必要な単位を修得した学生に卒業を認定する、という方針です。
3学科に共通する到達目標として、人文・社会科学の知識・理論を活かして国際社会のニーズに対応する力(リベラルアーツ・国際的素養・生涯にわたり学び続ける力)、数学・自然科学の基礎知識を専門分野に活用し情報リテラシーやデータ解析を行う力(実践的技術者に必要な科学的基礎知識)、豊かな教養と倫理観・責任感をもって福祉向上や環境保全など持続的発展を目指す社会に貢献する力(社会実装への応用・実践力)、論理的な表現力と協調・指導力を発揮して課題を解決する力(コミュニケーション力・人間力)を掲げています。
そのうえで学科ごとに専門基盤知識の方針を定めており、商船学科は、実験結果や自然現象・工学現象・社会事象を解析し、船舶運航・管理に必要な専門技術と知識をもって海技従事者・海事従事者として課題を発見・解決する力を、電子機械工学科は、電気電子工学・機械工学の専門知識で問題を解決し、コンピュータ・情報を活用して論理的文章の作成や学術的プレゼンテーションを行う力を、情報工学科は、情報工学の専門知識を活かして広い視野で工学分野の課題を解決し、実験・演習や研究活動を通じて柔軟・創造的に情報システムをデザインし表現する力を、それぞれ重視しています。
入試情報
選抜は推薦選抜と学力選抜。代表倍率は2.0倍で、2021年度1.68倍から2024年度2.04倍へと上昇傾向にあります。進路は令和6年度で就職85.2%・進学14.8%と就職が中心です。大学編入は2022〜2024年度で豊橋技術科学大学9名が最多、次いで東京海洋大学3名で、商船系らしく海事系大学への進学ルートも開かれています。
大島商船高等専門学校は、高専入学後の学習に対応できる基礎学力を備え、学校生活に必要な協調性・責任感・コミュニケーション能力を身につけ、社会や集団のルールを守ることができ、海事分野または工業分野の専門知識・技術の習得に意欲があり、新しい技術の創造に挑戦する意欲をもつ学生を求めています。
志願者が定員を上回り競争率は高め
※ 公表された志願倍率に基づく当サイトの目安で、偏差値ではありません。人気・競争率を示すもので、倍率は年度・学科・推薦/学力で変わります。
算出: 志願者数の合計 ÷ 入学定員。推薦・学力など全ての選抜方式の志願者を合算した延べ人数で、両方に出願した志願者は重複して数えられます(学校が重複を除いた実数を公表していないため)。(入学定員120名)
出典: 学校公式サイト ↗
倍率の推移
入試方式
2026年度
対象: 出身学校長が推薦した者(全学科)
選抜: 推薦書・調査書・自己申告書の評価に加え、作文、面接及び口頭試問を実施。
対象: 全学科志願者
選抜: 調査書の評価と学力検査を実施。
対象: 帰国生徒
選抜: 提出書類の評価に加え、学力検査及び面接を実施。
対象: 商船学科志願者
選抜: 調査書・志望理由書の評価に加え、体験学習に関する面接を実施。
商船学科のみで実施。
出典: 学校公式サイト ↗
配点(2026年度)
学力検査500点教科ごとの配点を見る閉じる
2027年度の募集要項は2026-08-12時点で公開されていません。下の配点は2026年度のものです。配点は年度によって変わることがあります。
傾斜配点はない。学力検査と調査書を合わせた総合点は要項に示されていない。商船学科の複数校志望受験では、広島商船・弓削商船は各校のアドミッションポリシーに基づいて評価する。
調査書: 各学年9教科の評定の合計の2倍。
社会は課さない。
提出書類の評価と、本校で行う体験学習・レポート・面接の評価を総合する。配点は公表されていない。
提出書類の評価と、本校で行う作文・面接の評価を総合する。配点は公表されていない。
配点は傾斜を適用したあとの点数です。2026-08-12 時点の募集要項によります。
出典: 学校公式サイト ↗
学費・奨学金
国立高専のため授業料は全国一律で、年額234,600円(半期117,300円)、入学料は84,600円です。本科4年生以上と専攻科生は、学業成績と収入基準を満たせば高等教育の修学支援新制度による給付型奨学金・授業料減免の対象になる場合があります。学資負担者の死亡や災害などで納付が困難な場合の入学料・授業料の減免・徴収猶予制度も設けられています。
- 年平均
- 251,520円
- 入学金
- 84,600円
- 授業料/年
- 234,600円
- 5年総額(概算)
- 1,257,600円
高等学校等就学支援金は令和8年度(2026年度)から所得制限が撤廃され、世帯年収にかかわらず本科1〜3年が対象になりました。国公立高専の支給上限は年額234,600円(月額19,550円)で授業料と同額のため、申請すれば授業料の負担はなくなります。 支給は原則として通算36か月まで。入学料・教科書代・寮費などは対象外で、本科4〜5年・専攻科は高等教育の修学支援新制度(所得要件あり)に切り替わります。
出典: 文部科学省「高等学校等就学支援金制度」/国立高等専門学校機構「経済的支援」。受給には申請が必要です。
教科書(教材含)約40,000。制服約50,000(入学時)。奨学後援会費9,600/年(兄姉在籍は入会金免除)。学寮食費約37,350/月。出典:公式『経費』(令和5年度予定)
奨学金・学費支援
- 給付高等教育の修学支援新制度(給付型奨学金・授業料減免)対象: 本科4年生以上・専攻科生
学業成績と収入基準の両方を満たす学生を対象に、給付奨学金(返還不要)及び授業料減免をあわせて受けられる。
- 減免入学料・授業料の減免・徴収猶予制度対象: 学資負担者の死亡や災害等により納付が困難な学生
事情に応じて入学料・授業料の全額または半額の免除、徴収猶予が受けられる。
- 貸与日本学生支援機構奨学金対象: 全学生
貸与額は月額21,000〜51,000円。
出典: 学校公式サイト ↗
寮生活
瀬戸内海に浮かぶ周防大島(山口県大島郡周防大島町)に立地し、遠方からの進学者を支える学生寮「小松寮」を備えています。男子寮214名・女子寮127名・中寮12名の総定員353名で、現在は200名弱が入寮しています。全寮制ではなく、入寮願と入寮調査書による選考制です。寮費は月額9,800円(光熱水料等)、寄宿料は月額700円(1人部屋800円)、給食費は1日3食で月額約40,000円。各居室エアコン完備で、食堂・大浴場・洗濯室・談話室を備え、寮務係と指導員が生活をサポートします。
- 寮
- あり
- 月額(食費込み)
- 約50,500円
- 定員
- 353名
- 女子入寮
- 女子寮・女子棟あり
- 寄宿料(部屋代)
- 700円
- 運営費・光熱水費等
- 9,800円
- 食費
- 40,000円
寮名:小松寮(男子寮・女子寮・中寮)
出典:学寮 - 大島商船高等専門学校(料金)(出典に年度の記載なし) 2026-08-07 確認
月額換算約47,270円
学科・カリキュラム
商船学科は5年6か月課程で、2学年修了時(3年進級時)に航海コース・機関コースへ分かれ、「大島丸」による実習を全学年で行います。卒業時には商船系大学卒業者と同等の資格が認められ、航海コースは三級海技士(航海)、機関コースは三級海技士(機関)の筆記試験が免除されます。電子機械工学科は電気電子と機械の2分野に情報処理・計測制御を融合したマルチエンジニアの養成、情報工学科はソフトウェア系・コンピュータシステム系・情報通信ネットワーク系を体系的に配置しています。
大島商船高等専門学校は、商船学科・電子機械工学科・情報工学科の3学科を置き、中学卒業後の5年間(商船学科は5年6か月)で早期から専門教育を受けられる点が特色です。低学年では人文社会系科目やライフ/アースサイエンス・環境問題などのリベラルアーツ、外国語(英語)に加え、化学・物理・数学などの自然科学系科目と情報リテラシーの基礎を固め、学年が上がるにつれて各学科の専門科目と実験・実習、卒業研究へと段階的に発展させます。
商船学科は海事技術者を養成する学科で、第2学年修了時(3年進級時)に航海コース・機関コースに分かれ、少人数制で専門技術を学びます。校内練習船「大島丸」による実習を全学年で展開し、卒業時には商船系大学卒業者と同等の資格が認められ、航海コースは三級海技士(航海)、機関コースは三級海技士(機関)の筆記試験が免除されます。電子機械工学科は電気電子と機械の2分野を中心に、情報処理・計測制御を融合した幅広い学習で、複合領域に対応できるマルチエンジニアを養成し、全学年を通じて実験・実習科目群を編成します。情報工学科はソフトウェア系・コンピュータシステム系・情報通信ネットワーク系の科目を体系的に配置し、プロジェクトベースのグループ学修と卒業研究を通じて、応用力・創造力とシステムデザイン能力を育成します。
卒業後はさらに、2年制の専攻科(海洋交通システム学専攻・電子・情報システム工学専攻)へ進み、独立行政法人大学改革支援・学位授与機構の審査を経て大学卒業者と同じ「学士」の学位取得をめざす道も開かれています。
商船学科
海事技術者を養成する学科。第2学年修了時に航海コースと機関コースに分かれ、少人数制で専門技術を学ぶ。5年6か月課程で校内練習船「大島丸」による実習を重ね、卒業時に三級海技士(航海・機関)の筆記試験免除資格を得られる。日本郵船・商船三井など大手海運企業への就職や神戸大学・東京海洋大学等への進学に対応する。
電子機械工学科
電気電子と機械の2分野を中心に、情報処理・計測制御を融合した幅広い学習で、複合領域に対応できるマルチエンジニアを養成する学科。基礎理論に加え工学実験や卒業研究で実践力を磨き、SDGsを意識した技術者育成を掲げる。製造業や電機メーカーへの就職、専攻科・技術科学大学への進学に対応する。
情報工学科
山口・広島・福岡の国立高等教育機関で唯一の情報専門学科。プログラミング・データベース・情報通信・セキュリティ・画像工学等を学び、応用力・創造力とグループリーダーとしての力を育成する。授業・実験実習・卒業研究を通じ、システムやネットワークのエンジニアとして活躍する道を開く。
専攻科
本科(5年)修了後にさらに2年間学び、大学と同等の「学士」取得を目指せる課程です。
- 海洋交通システム学専攻(定員4)
- 電子・情報システム工学専攻(定員8)
本科5年間の上に高度な専門知識と技術を教授する2年制の課程。修了時に独立行政法人大学改革支援・学位授与機構の審査により大学卒と同じ学士(工学)の学位を取得でき、高度な海運管理者・開発技術者の育成をめざす。
出典: 学校公式サイト ↗
就職・進学実績
女子学生比率 25%(2025-05-01 現在)
主な大学編入先(2022〜2024年度)
3年間の大学編入 計21名
大島商船高等専門学校のオープンキャンパス・説明会【2026年】
日程をすべて見る →11/3火曜令和8年度 第3回オープンキャンパス・商船祭オープンキャンパス
12/5土曜入試問題解説会学校説明会
※ 各学校の公式サイトに移動します。資料請求の手続き・個人情報の取り扱いは各学校の定めに従います。
大島商船高等専門学校のよくある質問
大島商船高等専門学校の偏差値はどのくらいですか?
高専は高校と入試制度が異なり、一般的な偏差値は公表されていません。大島商船高等専門学校の入試は、公表された志願倍率(約2.0倍)から見ると「高め」が目安です。これは偏差値ではなく人気・競争率の目安で、年度・学科・選抜方式(推薦/学力)で変わります。
大島商船高等専門学校の学費はいくらですか?
大島商船高等専門学校の学費は、本科5年間の総額でおよそ1,257,600円(年あたり251,520円)が目安です。授業料のほか入学料・諸経費・寮費等が別途かかる場合があります。
大島商船高等専門学校に寮はありますか?
大島商船高等専門学校には学生寮があります。寮費は月額約50,500円(食費を含む)が目安です。遠方から通う学生の生活基盤として利用されています。
大島商船高等専門学校の入試倍率はどのくらいですか?
大島商船高等専門学校の代表的な志願倍率はおよそ2.0倍です。倍率は年度・学科・選抜方式(推薦/学力)によって変動します。
大島商船高等専門学校の女子の割合はどのくらいですか?
大島商船高等専門学校の女子比率はおよそ25%です(当サイト集計)。近年は多くの高専で女子学生の受け入れ・支援が広がっています。
大島商船高等専門学校にはどんな学科がありますか?
大島商船高等専門学校には商船・電気・電子・情報系などの学科があります。高専は中学卒業後の5年間で、実験・実習を重視した専門教育を受けられるのが特徴です。
大島商船高等専門学校の卒業後の進路は?
大島商船高等専門学校をはじめ高専の卒業生は、就職と進学(大学への編入学・専攻科への進学)の両方に進みます。専門性を活かした就職に強く、求人倍率が高いことで知られます。詳しい進路実績はページ上部のデータをご覧ください。
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データ更新日: 2026-06-21
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