商船広島商船高等専門学校
国立・中国・広島県
学校概要
広島商船高専は瀬戸内海の離島・大崎上島町にある国立高専で、全国5校の商船系高専のひとつです。竹原港からフェリー約20分という立地で、学校全体の入学定員は140名(商船学科40名、総合科学科の各コース内訳は非公表)、本科の在籍者は686名。女子学生比率は23.6%(令和7年5月1日現在)。校内に5棟の学生寮(収容430名)と校有練習船「広島丸」を持ちます。
- 設置区分
- 国立
- 所在地
- 中国・広島県
- アクセス
- 竹原港からフェリーで垂水港へ25分(港から徒歩50分・タクシー9分)または白水港へ30分(徒歩30分・タクシー5分)
- 学科系統
- 商船・複合
- 公式サイト
- 公式サイトを見る
- 公式SNS
- note ↗
教育理念・育てたい人物像
商船学科
商船学科は、海事関連分野の専門技術を中心とした実践的技術を身につけ、社会情勢の変化に応えられる技術者の育成を目的としています。豊かな心・生きる力・規範意識、地域や国際社会に対応できるコミュニケーション力、海事関連分野で活用できる工学およびデータサイエンスの基礎知識、船舶の運航・管理に関わる専門知識を修得し実験・実習・演習・実技を通じてそれを国内外の海上輸送分野で応用・実践できる力、課題を発見し創造的に対応できる実践力を身につけた学生に卒業を認定する方針です。
総合科学科
総合科学科は、豊かな人間性と国際性、強い精神力と高い倫理意識をもち、将来社会で活躍するための基礎となる知識・技術を身につけ、生涯にわたって学ぶ力を備えた人材の育成を理念としています。豊かな心・生きる力・規範意識、地域や国際社会に対応できるコミュニケーション力、データサイエンスに関する情報科学の知識と専門分野で活用できる工学の基礎知識、実験・実習・演習・実技を通じて専門知識を応用できる力、課題を発見し創造的に対応できる実践力を身につけ、所定の単位(167単位以上)を修得した学生に卒業を認定する方針です。
施設・環境
商船学科の航海・機関実習に用いる校有練習船。瀬戸内海で2〜3泊の航海実習を行い、操船・出入港・機関管理を学生主体で実践する。
練習船を模した操船シミュレータを備え、安全な環境で操船技術を訓練できる実習施設。
旋盤やボール盤などの機械工作装置を備えた実習施設。
約10万冊の蔵書を有する図書館。図書館棟には約250人収容の視聴覚教室も併設する。
校内に5棟を備え、男子約330人・女子約100人を収容する学生寮。
出典: 学校公式サイト ↗
入試情報
選抜は推薦選抜・学力検査選抜・帰国生徒特別選抜の3方式で、学力検査は5教科のマークシート方式です。代表倍率は1.9倍で、2023年度1.02倍・2025年度1.31倍と低い年が続いたあと、2026年度は1.94倍に上がりました。進路は令和6年度で就職86.6%・進学7.6%。商船系高専は海運・海事産業への就職が進路の中心で、全国の高専のなかでも就職率が高い部類に入ります。
広島商船高等専門学校は、本科共通の求める学生像として、学校で学習した基礎学力が身についている人、学校の行事・生徒会・部活動に努力した人、自ら考え工夫し行動できる人、将来社会で活躍したいという夢のある人を挙げています。
選抜方法は次のとおりです。推薦による選抜では、推薦書および調査書を評価するとともに、志願動機・意欲・適性などに関して面接を行い総合的に評価します。学力検査による選抜では、調査書を評価し、理科・英語・数学・国語および社会の5教科の学力検査(マークシート方式)を実施します。帰国生徒特別選抜では、提出書類の評価と学力検査(理科・英語および数学の3教科)、作文(日本語)および面接を実施します。
高専の中では平均的な競争率
※ 公表された志願倍率に基づく当サイトの目安で、偏差値ではありません。人気・競争率を示すもので、倍率は年度・学科・推薦/学力で変わります。
算出: 志願者数の合計 ÷ 入学定員。推薦・学力など全ての選抜方式の志願者を合算した延べ人数で、両方に出願した志願者は重複して数えられます(学校が重複を除いた実数を公表していないため)。(入学定員140名)
出典: 学校公式サイト ↗
倍率の推移
入試方式
2026年度
対象: 特別推薦(5教科3年間の平均が3.8以上、または平均3.6以上かつ3年次が4.0以上)および一般推薦
選抜: 推薦書、調査書の『学習の記録』および『活動の記録』、面接の結果を総合的に評価。
商船学科40名・総合科学科100名(合計140名)を募集。受験日は令和8年1月10日。
選抜: 学力検査(理科・英語・数学・国語・社会の5教科、各100点計500点、マークシート方式)500点と調査書評定135点の計635点で評価。
受験日は令和8年2月8日。
対象: 帰国生徒
選抜: 提出書類(調査書)の評価、学力検査(理科・英語・数学の3教科)、作文(日本語)および面接。
配点(2026年度)
学力検査500点教科ごとの配点を見る閉じる
2027年度の募集要項は2026-08-10時点で公開されていません。下の配点は2026年度のものです。配点は年度によって変わることがあります。
傾斜配点はない。
調査書: 3年間の5段階評価点×9科目の合計。
配点は傾斜を適用したあとの点数です。2026-08-10 時点の募集要項によります。
出典: 学校公式サイト ↗
学費・奨学金
国立高専のため授業料は全国一律で、年額234,600円(前期・後期各117,300円の分納)、入学料は84,600円です。第4学年以上は高等教育の修学支援新制度による授業料減免・給付型奨学金の対象になる場合があります。このほか制服69,850〜72,200円、教科書約32,000円などが別途必要です。商船学科は5年6か月課程で、5年目に(独)海技教育機構の練習船での1年間の乗船実習があります。
- 年平均
- 251,520円
- 入学金
- 84,600円
- 授業料/年
- 234,600円
- 5年総額(概算)
- 1,257,600円
高等学校等就学支援金は令和8年度(2026年度)から所得制限が撤廃され、世帯年収にかかわらず本科1〜3年が対象になりました。国公立高専の支給上限は年額234,600円(月額19,550円)で授業料と同額のため、申請すれば授業料の負担はなくなります。 支給は原則として通算36か月まで。入学料・教科書代・寮費などは対象外で、本科4〜5年・専攻科は高等教育の修学支援新制度(所得要件あり)に切り替わります。
出典: 文部科学省「高等学校等就学支援金制度」/国立高等専門学校機構「経済的支援」。受給には申請が必要です。
学生会費・学級費等 約63,000/年(前後期分納・後援会等含む)。教科書約32,000。オリエンテーション12,000。制服体操服 男72,200/女69,850・体育館シューズ3,900・作業服(商船)33,150(入学時)。出典:公式『学費・奨学金』
奨学金・学費支援
- 給付高等学校等就学支援金対象: 本科1〜3年生(所得制限なし・要申請)
本科1〜3年が対象の国の制度(返還不要)。令和8年度から所得制限が撤廃され、世帯年収にかかわらず年額234,600円(月額19,550円)=授業料の全額が支給され、授業料は実質無償になる。支給は原則通算36月。
- 減免高等教育の修学支援新制度対象: 第4学年以上(住民税非課税世帯等)
授業料減免と日本学生支援機構による給付型奨学金が対象となる。
- 給付自立応援入学支援金対象: 遠方から入寮を希望する新入生
入学支援金84,600円を給付。推薦選抜で3名、学力検査選抜で1名が対象。
- 貸与日本学生支援機構奨学金対象: 本科生
月額(自宅通学)1〜3年21,000円・4〜5年45,000円、(自宅外)1〜3年22,500円・4〜5年51,000円。
- 貸与近藤記念海事財団奨学金
月額20,000円。
出典: 学校公式サイト ↗
寮生活
瀬戸内海の離島・大崎上島町に立地する商船系高専で、校内に学生寮5棟を備え、男子約330人・女子約100人が生活しています。島外・遠方からの進学でも生活基盤を整えやすい環境です。商船学科では校有の練習船「広島丸」を用いた2〜3泊の航海実習も行われ、海に親しみながら学べます。
- 寮
- あり
- 月額(食費込み)
- 約56,600円
- 定員
- 430名
- 女子入寮
- 女子寮・女子棟あり
- 寄宿料(部屋代)
- 700円
- 運営費・光熱水費等
- 10,000円
- 食費
- 45,800円
- 寮生会費等
- 167円
寮名:若潮寮(5棟、男子寮・女子寮)
出典:学費・奨学金 > 寮経費(男子寮・女子寮)(令和8年度) 2026-08-07 確認
※入寮費は公式資料に記載なし(非掲載または徴収なし 2026-06)
学科・カリキュラム
商船学科と総合科学科の2学科制。商船学科は5年6か月の一貫課程で、1・2年次は総合科学科との混合学級で基礎を固め、3年次から航海コース・機関コースに分かれます。5年目には海技教育機構の練習船で1年間の乗船実習を行い、卒業時に3級海技士(航海/機関)などの資格取得をめざします。総合科学科は2年次に電子情報システム系・流通情報マネジメント系に分かれ、3年次からコースを選択。流通情報マネジメント系では情報工学に加えて管理工学・法学まで扱います。
広島商船高等専門学校は、商船学科と総合科学科の2学科体制です。商船学科では、低学年に一般教養科目に重点を置き、学年進行に伴い徐々に専門科目の比重を増やす「楔(くさび)形」の5年6か月一貫教育課程を編成しています。1・2年次は総合科学科との混合学級で基礎を固め、3年次から航海コース・機関コースに分かれ、航海学・海上交通法や内燃・蒸気機関などの専門を学びます。校有練習船「広島丸」での航海実習に加え、5年目には(独)海技教育機構の練習船で1年間の乗船実習を行い、卒業時に3級海技士(航海/機関)などの資格取得をめざします。
総合科学科は、2年次に「電子情報システム系」「流通情報マネジメント系」に分かれ、3年次からコースを選択する5年一貫教育課程です。電子情報システム系では電気・電子、機械、計測・制御、情報に関する科目を、流通情報マネジメント系では情報工学・管理工学・法学に関する科目や流通情報工学演習を設置し、実験実習や卒業研究を通じて実践力を養います。
両学科とも、卒業後は2年制の専攻科(海事システム工学専攻・産業システム工学専攻)へ進み、(独)大学改革支援・学位授与機構の審査を経て学士の学位取得をめざす道も開かれています。
学校全体の入学定員 140名(商船学科40名・総合科学科100名(総合科学科のコース別定員は非公表)) 出典
商船学科
船舶の運航・管理に必要な知識と技術を学ぶ学科。1・2年は基礎を学び3年から航海・機関コースに分かれ、練習船広島丸での乗船実習を経て5年6か月課程で三級海技士(航海・機関)などの資格取得をめざす。
総合科学科(流通マネジメントコース)
総合科学科の流通情報マネジメント系に属する文系寄りのコース。情報工学・管理工学・法学を基礎に、経営や流通・物流のマネジメント力を養い、ビジネスの視点から社会に貢献できる人材の育成をめざす。
総合科学科(流通情報コース)
総合科学科の流通情報マネジメント系に属するコース。情報工学・管理工学・法学の科目と流通情報工学演習などの演習・卒業研究を通じ、情報技術で流通・物流の課題を解決する力を養う。
総合科学科(電子システムコース)
総合科学科の電子情報システム系に属するコース。電気・電子、機械、計測・制御、情報の科目を学び、実験実習や卒業研究を通じて制御機器やシステムの開発・管理に応用できる実践力を養う。
総合科学科(電子情報コース)
総合科学科の電子情報システム系に属するコース。電気・電子から情報技術まで幅広く学び、計測・制御や情報処理の科目と実験実習・卒業研究を通じて電子と情報を橋渡しできる技術者をめざす。
専攻科
本科(5年)修了後にさらに2年間学び、大学と同等の「学士」取得を目指せる課程です。
- 海事システム工学専攻
- 産業システム工学専攻
修業年限2年制の専攻科。海事システム工学専攻は商船学科卒業者を対象に船舶運航・機関に加え安全・環境・社会工学分野を学ぶ。産業システム工学専攻は電気電子工学系と社会システム工学系に分かれる。特例適用専攻科として、修了後に審査を受け一定条件を満たせば大学卒業と同じ学士の学位を取得できる。
出典: 学校公式サイト ↗
就職・進学実績
女子学生比率 23.6%(2025-05-01 現在)
実績・受賞
- 2025アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2025 中国地区大会デザイン賞(Aチーム/全国大会出場決定)地区
- 2025アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2025 中国地区大会特別賞(ROHM賞)(Bチーム)地区
出典: 学校公式サイト ↗
広島商船高等専門学校のオープンキャンパス・説明会【2026年】
日程をすべて見る →8/22土曜全国5商船高専合同進学ガイダンス(神戸会場)学校説明会
未定バーチャルオープンスクールオンライン説明会・オンライン
※ 各学校の公式サイトに移動します。資料請求の手続き・個人情報の取り扱いは各学校の定めに従います。
公式サイトの最新ニュース
- 卒業生教員が語る〜帆船実習の絆、卒業後の働き方(後編) ↗2026/7/24
広島商船高専の商船学科講師である大野遼太郎先生に、練習船実習のことや卒業後の仕事について、また在校生・中学生へのメッセージなどを伺いました。先生が語る練習船での経験は、経験者ならではの臨場感をもって伝えています。
- 卒業生教員が語る〜商船学科の魅力、船の研究(前編) ↗2026/7/17
広島商船高専では、同校の商船学科講師の大野遼太郎先生が同校の魅力や研究について語っています。大野先生は同校の卒業生であり、自身も教育を受けた経験を持つことから、体験者ならではの話を多く披露しています。
- 学校を支える縁の下の力持ち〜技術職員の仕事 ↗2026/6/11
広島商船高専では、技術職員として活躍している者がいるです。同校の技術部は、1班、2班、3班の3つの班に分かれています。各班は異なる専門分野を担当し、授業や実習の技術指導、機械・コンピュータなどの保守管理を担っています。越智さんは同校の技術部の2班に所属しています。
出典: 広島商船高等専門学校公式サイト等(自動収集・一部AI要約)
すべて見る(8件)→広島商船高等専門学校のよくある質問
広島商船高等専門学校の偏差値はどのくらいですか?
高専は高校と入試制度が異なり、一般的な偏差値は公表されていません。広島商船高等専門学校の入試は、公表された志願倍率(約1.9倍)から見ると「標準」が目安です。これは偏差値ではなく人気・競争率の目安で、年度・学科・選抜方式(推薦/学力)で変わります。
広島商船高等専門学校の学費はいくらですか?
広島商船高等専門学校の学費は、本科5年間の総額でおよそ1,257,600円(年あたり251,520円)が目安です。授業料のほか入学料・諸経費・寮費等が別途かかる場合があります。
広島商船高等専門学校に寮はありますか?
広島商船高等専門学校には学生寮があります。寮費は月額約56,600円(食費を含む)が目安です。遠方から通う学生の生活基盤として利用されています。
広島商船高等専門学校の入試倍率はどのくらいですか?
広島商船高等専門学校の代表的な志願倍率はおよそ1.9倍です。倍率は年度・学科・選抜方式(推薦/学力)によって変動します。
広島商船高等専門学校の女子の割合はどのくらいですか?
広島商船高等専門学校の女子比率はおよそ24%です(当サイト集計)。近年は多くの高専で女子学生の受け入れ・支援が広がっています。
広島商船高等専門学校にはどんな学科がありますか?
広島商船高等専門学校には商船・複合系などの学科があります。高専は中学卒業後の5年間で、実験・実習を重視した専門教育を受けられるのが特徴です。
広島商船高等専門学校の卒業後の進路は?
広島商船高等専門学校をはじめ高専の卒業生は、就職と進学(大学への編入学・専攻科への進学)の両方に進みます。専門性を活かした就職に強く、求人倍率が高いことで知られます。詳しい進路実績はページ上部のデータをご覧ください。
関連コラム
この高専とあわせて見られています

データ更新日: 2026-06-21
本ページは公開情報をもとに高専みらいが編集した独立の情報ページで、学校公式のものではありません。 掲載情報の誤り・訂正のご指摘や、学校関係者の方の掲載に関するご相談は お問い合わせフォームから承ります。
当サイトの編集方針・出典・免責事項については このサイトについてをご覧ください。




