機械・材料和歌山工業高等専門学校
国立・近畿・和歌山県
学校概要
和歌山高専は和歌山県御坊市にある国立高専で、JR御坊駅から御坊南海バスで約18分。知能機械工学・電気情報工学・生物応用化学・環境都市工学の4学科(各40名)構成で、化学系の学科を持つ高専は全国でも限られます。女子学生比率は24.7%(令和7年度)。第1・2学年の男子が原則全寮制という、生活面まで含めた5年間の設計も特徴です。
- 設置区分
- 国立
- 所在地
- 近畿・和歌山県
- アクセス
- JR紀勢本線「御坊駅」から御坊南海バス印南線(印南駅行)で「学園前」下車(約18分)/ JR「印南駅」から御坊駅行きで約8分
- 学科系統
- 機械・材料・電気・電子・化学・生物・建設・建築
- 公式サイト
- 公式サイトを見る
- 公式SNS
- —
教育理念・育てたい人物像
和歌山高専は、本科の卒業認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)を定めています。教育理念に基づく5年間の一貫教育を通じて、エンジニアに必要な一般教養と専門知識・技能を身につけ、工学的技術への興味・関心や豊かな人間性・国際性を育み、環境との調和に配慮しながら工学分野の課題を創造的に解決できる能力を備えた学生に、卒業を認定する方針です。同校はこの方針で「工学分野に関わる課題を、環境との調和に配慮しながら創造的に解決できる能力を備えた学生に対して卒業を認定します」としています。
入試情報
入試は学校長推薦・学力検査・体験実習入試・帰国生徒特別選抜の4方式。なかでも体験実習入試は、学力検査ではなく実際の実習と面接・志望理由書で選抜する珍しい方式です。学校長推薦は各学科の入学定員40名の40%が枠(令和8年度は1月6日実施)、学力検査は2月8日。志願倍率は約1.7倍(2026年度)で、直近5年は1.44〜2.38倍と年による振れが大きめです。卒業生の進路は就職がやや優勢で(令和7年度・就職率68.1%)、進学組は豊橋技術科学大学・長岡技術科学大学への編入が中心になっています。
和歌山高専は、次のような適性と能力をもつ人を求め、選抜方法ごとに定めた資料と検査によってその適性を確認しています。求める学生像として、基礎学力に基づき自らの考えを説明・理解できる人、科学技術に興味をもち専門知識の修得を希望する人、積極的に行動し充実した高専生活を送りたい人、将来専門知識や技術を活かした仕事に就きたい人を挙げています。
選抜方法は、体験実習入試(調査書・体験実習・面接・志望理由書及び活動報告書)、学校長推薦入試(調査書・面接・小論文・推薦書・志望理由書及び活動報告書)、学力検査入試(学力検査及び調査書)、帰国子女特別選抜入試(学力検査及び面接・調査書)です。
高専の中では平均的な競争率
※ 公表された志願倍率に基づく当サイトの目安で、偏差値ではありません。人気・競争率を示すもので、倍率は年度・学科・推薦/学力で変わります。
算出: 志願者数の合計 ÷ 入学定員。推薦・学力など全ての選抜方式の志願者を合算した延べ人数で、両方に出願した志願者は重複して数えられます(学校が重複を除いた実数を公表していないため)。(入学定員160名)
出典: 学校公式サイト ↗
倍率の推移
入試方式
2026年度
対象: 令和8年3月に中学校等を卒業・修了見込みで、人物に優れ本校への入学意志が強固な者。9教科の評定が3年間平均4.0以上等。
選抜: 学力検査は免除。調査書・面接・小論文・推薦書・志望理由書・活動報告書により選抜。
令和8年度は本試験を1月6日に実施。募集人員は各学科とも入学定員(40名)の40%。
対象: 中学校を卒業した者または令和8年3月に卒業見込みの者等
選抜: 全国共通のマークシート方式の学力検査および調査書により選抜。
令和8年度は2月8日に実施。
対象: 海外在住経験のある帰国生徒
選抜: 学力検査および面接・調査書により選抜。
対象: 令和8年度入学志願者
選抜: 調査書・体験実習・面接・志望理由書・活動報告書により選抜。
配点(2027年度)
学力検査400点教科ごとの配点を見る閉じる
理科・英語・数学・国語の4教科(社会なし)。教科ごとの傾斜はない。
調査書: 評定のみではなく、調査書に記載された各項目を総合的に評価する。
配点は傾斜を適用したあとの点数です。2026-08-10 時点の募集要項によります。
出典: 学校公式サイト ↗
学費・奨学金
国立高専のため授業料は全国一律で、年額234,600円、入学料は84,600円です。住民税非課税世帯等は高等教育の修学支援新制度による授業料減免・給付型奨学金の対象になる場合があり、実質負担を抑えられるケースもあります。
- 年平均
- 251,520円
- 入学金
- 84,600円
- 授業料/年
- 234,600円
- 5年総額(概算)
- 1,257,600円
高等学校等就学支援金は令和8年度(2026年度)から所得制限が撤廃され、世帯年収にかかわらず本科1〜3年が対象になりました。国公立高専の支給上限は年額234,600円(月額19,550円)で授業料と同額のため、申請すれば授業料の負担はなくなります。 支給は原則として通算36か月まで。入学料・教科書代・寮費などは対象外で、本科4〜5年・専攻科は高等教育の修学支援新制度(所得要件あり)に切り替わります。
出典: 文部科学省「高等学校等就学支援金制度」/国立高等専門学校機構「経済的支援」。受給には申請が必要です。
後援会費18,000(既存7,800は要更新)。公式『授業料・各諸経費・奨学金』に費用ページありだが証明書エラーで未取得。学生会費・教科書等あり。出典:公式
奨学金・学費支援
- 減免高等教育の修学支援新制度(授業料等減免+日本学生支援機構給付型奨学金)対象: 本科4・5年生および専攻科生のうち、住民税非課税世帯・それに準ずる世帯・多子世帯等
給付型奨学金と授業料減免をあわせて受給可能。
- 給付高等学校等就学支援金対象: 本科1〜3年生(所得制限なし・要申請)
本科1〜3年が対象の国の制度(返還不要)。令和8年度から所得制限が撤廃され、世帯年収にかかわらず年額234,600円(月額19,550円)=授業料の全額が支給され、授業料は実質無償になる。支給は原則通算36月。
- 減免授業料免除対象: 経済的理由により授業料の納付が困難で、かつ学業優秀と認められた者。
- 減免入学料免除対象: 災害被災者や経済的に著しく困難な者等。
- 貸与日本学生支援機構奨学金(第一種・無利子)対象: 本科1年〜専攻科2年生
月額10,000〜51,000円の貸与(無利子)。
- 貸与日本学生支援機構奨学金(第二種・有利子)対象: 本科4〜5年生および専攻科生
月額20,000〜120,000円の貸与(有利子)。
寮生活
校内に学生寮「柑紀寮(かんきりょう)」を備え、男子寮6棟・女子寮2棟に留学生を含む約470名が生活しています。第1・2学年の男子は原則全寮制で、3年目以降と女子学生は選考のうえ入寮できます。遠方からの進学でも生活基盤を整えやすい環境です。
- 寮
- あり
- 月額(食費込み)
- 約43,000円
- 定員
- 500名
- 女子入寮
- 女子寮・女子棟あり
- 寄宿料(部屋代)
- 700円
- 運営費・光熱水費等
- 12,500円
- 食費
- 29,300円
- 寮生会費等
- 120円
寮名:柑紀寮(8棟、男子6・女子2)
※ 食費は日額1,015円のみ公表。給食が月20日なら下端、30日なら上端です。
出典:令和8年度「学寮のしおり」(柑紀寮)- 「学寮における経費等」(p.14)(令和8年度) 2026-08-07 確認
月額換算約38,000円
学科・カリキュラム
低学年で数学・物理・英語などの一般科目と各分野の基礎を固め、学年が上がるにつれて実験・実習・設計、そして卒業研究へと段階的に発展させる編成です。生物応用化学科ではバイオと化学の双方を扱い、環境都市工学科は防災・まちづくりを対象とするなど、機械・電気だけでない幅があります。本科の上には2年制の専攻科(メカトロニクス工学専攻/エコシステム工学専攻・各8名)があり、平成27年度から特例適用専攻科に認定されているため、学士(工学)取得に必要だった学位授与機構の試験が免除されます。
和歌山高専は、知能機械工学科・電気情報工学科・生物応用化学科・環境都市工学科の独立した4学科に分かれ、中学卒業後の5年間で早期から専門教育を受けられる点が特色です。ディプロマ・ポリシーに掲げる能力を育成するため、(1)一般科目、(2)専門科目を体系的に編成した講義に加え、(3)演習・実験・実習等の実践的科目、(4)キャリアデザイン系科目を有機的に関連させたカリキュラムを編成しています。低学年では物理・数学・英語などの一般教養と各分野の基礎を固め、学年が上がるにつれて実験・実習・設計などの実践的科目や卒業研究へと段階的に発展させ、机上の理論を体感しながら応用力を養います。
卒業後はさらに、2年制の専攻科(メカトロニクス工学専攻・エコシステム工学専攻)へ進み、(独)大学改革支援・学位授与機構の審査を経て学士(工学)の学位取得をめざす道も開かれています。
知能機械工学科
材料・熱・流体・機械力学などの機械工学に電子制御・情報工学を加えた複合カリキュラムで、ロボットや次世代自動車を支える「考えて動く」機械システムを学ぶ。協働ロボットやシミュレーションを実習に導入し、SDGsにも配慮できる次世代のものづくり技術者を育成する。
電気情報工学科
電気回路論・電気磁気学を土台に、情報処理・電子回路も必修とし、電子情報系と電気システム系に柔軟に対応できる基礎学力を養う。学外実習や海外研修も実施し、電気・情報工学をコアに幅広い知識と国際感覚を備え、積極的に課題解決できる技術者を育てる。
生物応用化学科
身の回りの物質を化学・生物の両面から学び、実験し、創造する学科。低学年で化学・生物・英語・計算力の基礎を固め、4年次から生物化学コースと応用化学コースに分かれる。少人数実験を重ね、化学・化粧品・食品・エネルギー分野で活躍する「分子を操る」技術者を育てる。
環境都市工学科
建設・環境保全・防災・まちづくりの4分野の専門教員と実験実習を備え、社会基盤施設の整備を通じて人や地域・社会を「つなぎ、守り、支える」人材を育成する。フィールド調査やデザインコンペ、コンクリートカヌー大会など学外活動にも力を入れている。
専攻科
本科(5年)修了後にさらに2年間学び、大学と同等の「学士」取得を目指せる課程です。
- メカトロニクス工学専攻(定員8)
- エコシステム工学専攻(定員8)
修業年限2年。所定の単位を修得し要件を満たすと、(独)大学改革支援・学位授与機構の審査を経て、大学工学部卒業生と同じ学士(工学)の学位を取得できる。平成27年度から特例適用専攻科に認定され、従来必要だった機構の試験が免除される。入学定員は各専攻8名(計16名)。
出典: 学校公式サイト ↗
就職・進学実績
女子学生比率 24.7%(2025-05-01 現在)
主な大学編入先(2023〜2024年度)
3年間の大学編入 計63名
出典: 和歌山高専 令和7年度学校要覧「大学等編入学」 (卒業年度で集計。専攻科進学は除外。2025年度卒は大学名のみ公表(進学計45名)のため次回要覧で人数補完予定)
実績・受賞
- 2024第21回全国高等専門学校デザインコンペティション(デザコン2024)創造デザイン部門優秀賞全国・環境都市工学科
- 2025アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2025 近畿地区大会技術賞地区
- 2025アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2025 近畿地区大会マブチモーター特別賞地区
主な出身者
- 西博義(政治家(元衆議院議員))
- 﨑山祐(お笑い芸人(ファイヤーサンダー))
出典が公表されている主な人物のみ掲載
和歌山工業高等専門学校のオープンキャンパス・説明会【2026年】
日程をすべて見る →10/10土曜和歌山高専 学校説明会学校説明会
和歌山高専 学校説明会|令和8年10月10日(土) 10:20〜15:50(受付9:50〜10:20)
対象:中学校3年生とその保護者および中学校教員申込:要申込(締切2026-10-01)公式ページで詳細・申込 →
※ 各学校の公式サイトに移動します。資料請求の手続き・個人情報の取り扱いは各学校の定めに従います。
和歌山工業高等専門学校のよくある質問
和歌山工業高等専門学校の偏差値はどのくらいですか?
高専は高校と入試制度が異なり、一般的な偏差値は公表されていません。和歌山工業高等専門学校の入試は、公表された志願倍率(約1.7倍)から見ると「標準」が目安です。これは偏差値ではなく人気・競争率の目安で、年度・学科・選抜方式(推薦/学力)で変わります。
和歌山工業高等専門学校の学費はいくらですか?
和歌山工業高等専門学校の学費は、本科5年間の総額でおよそ1,257,600円(年あたり251,520円)が目安です。授業料のほか入学料・諸経費・寮費等が別途かかる場合があります。
和歌山工業高等専門学校に寮はありますか?
和歌山工業高等専門学校には学生寮があります。寮費は月額約43,000円(食費を含む)が目安です。遠方から通う学生の生活基盤として利用されています。
和歌山工業高等専門学校の入試倍率はどのくらいですか?
和歌山工業高等専門学校の代表的な志願倍率はおよそ1.7倍です。倍率は年度・学科・選抜方式(推薦/学力)によって変動します。
和歌山工業高等専門学校の女子の割合はどのくらいですか?
和歌山工業高等専門学校の女子比率はおよそ25%です(当サイト集計)。近年は多くの高専で女子学生の受け入れ・支援が広がっています。
和歌山工業高等専門学校にはどんな学科がありますか?
和歌山工業高等専門学校には機械・材料・電気・電子・化学・生物・建設・建築系などの学科があります。高専は中学卒業後の5年間で、実験・実習を重視した専門教育を受けられるのが特徴です。
和歌山工業高等専門学校の卒業後の進路は?
和歌山工業高等専門学校をはじめ高専の卒業生は、就職と進学(大学への編入学・専攻科への進学)の両方に進みます。専門性を活かした就職に強く、求人倍率が高いことで知られます。詳しい進路実績はページ上部のデータをご覧ください。
関連コラム
この高専とあわせて見られています

データ更新日: 2026-06-21
本ページは公開情報をもとに高専みらいが編集した独立の情報ページで、学校公式のものではありません。 掲載情報の誤り・訂正のご指摘や、学校関係者の方の掲載に関するご相談は お問い合わせフォームから承ります。
当サイトの編集方針・出典・免責事項については このサイトについてをご覧ください。





