複合米子工業高等専門学校
国立・中国・鳥取県
学校概要
米子高専は鳥取県米子市にある国立高専です。2021年に既設5学科を再編して総合工学科の1学科5コース制となり、入学定員は200名。本科の在籍者は993名で、女子学生比率は37.8%(令和7年5月1日現在)と国立高専のなかで最も高い水準です。JR米子駅からバス15分の立地に、男子寮「高砂寮」・女子寮「白鳥寮」と留学生・専攻科生向けの東寮を備えます。2024年の高専GCONでは文部科学大臣賞を受賞しました。
- 設置区分
- 国立
- 所在地
- 中国・鳥取県
- アクセス
- JR米子駅からバス【内浜産業道路線】高専行きで「高専前」下車(約15分)/【内浜線】下葭津行きで「河崎南」下車徒歩10分(約20分)/ タクシー約15分
- 学科系統
- 複合
- 公式サイト
- 公式サイトを見る
- 公式SNS
- X(Twitter)↗
教育理念・育てたい人物像
米子高専は、本科(総合工学科/令和3年度以降入学生)の卒業認定方針(ディプロマ・ポリシー)を定めています。学則で定める修業年限以上在籍して所定の単位を修得し、教育目標に対応した達成目標を身につけた学生に卒業を認定する方針です。具体的には、技術に関する基礎知識や実践的教養を自らの専門分野に適用できる力【A 技術者としての基礎力】、基盤となる専門分野を中心に幅広い知識を複合させ新たな価値の創出や問題解決ができる力【B 持てる知識を使う応用力】、社会の課題を見つけその解決に汎用的技能を適用でき、ありたい姿の実現へ目標を立てて行動を継続できる力【C 社会と自らを高める発展力】、高い倫理観と国際感覚をもち技術者の社会的責任を踏まえて行動できる力【D 地球の一員としての倫理力】、他者の意見を尊重し自身のアイデアを伝えながら十分なコミュニケーションをとって共同作業を進められる力【E 社会とかかわるためのコミュニケーション力】を重視しています。
施設・環境
民間等外部との共同研究の促進・円滑化を担う窓口で、共同研究の実施、研究開発に係わる技術相談、研究情報の提供などを行います。令和6年4月に地域共同テクノセンターと医工連携研究センターを統合して設置されました。
医学と工学の連携による研究・教育を進める拠点。鳥取大学医学部やYMCA米子医療福祉専門学校と包括連携協力協定を結び、KOSEN4.0イニシアティブにも参画し、医療・福祉分野の技術開発に取り組みます。
男子寮「高砂寮」・女子寮「白鳥寮」があり、留学生を含む多くの学生が生活しています。共同生活を通じて自立・協調・奉仕の精神を養い、人間形成をはかることを目標に運営されています。
入試情報
選抜は推薦選抜・学力検査選抜・帰国生徒特別選抜の3方式。学力検査は理科・英語・数学・国語・社会の5教科です。代表倍率は1.8倍で、2021年度2.29倍・2022年度2.36倍から2024年度1.93倍とやや落ち着いてきました。進路は令和7年度で就職68.8%・進学31.2%。大学編入は2023〜2025年度で豊橋技術科学大学20名・長岡技術科学大学13名に加え、島根大学11名・千葉大学10名・岡山大学9名と進学先が分散しています。
米子高専は、1年次入学者として、ものづくりに関心があり基礎学力をもった人、自ら見つけた目標の達成に挑戦していける人、文化や自然環境を大切にする人を、求める学生像として広く求めています。これら3項目は、それぞれ学力の3要素((1)知識・技能、(2)思考力・判断力・表現力等の能力、(3)主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)に対応しています。
入学者選抜方針
「求める学生像」に沿って、その能力と適性を有する人材を選抜するため、入学者の選抜は「推薦による選抜」「学力検査による選抜」及び「帰国生徒特別選抜」の三つの方法で実施しています。
- 推薦による選抜は、アドミッション・ポリシーに定めた観点による面接、在籍学校長から提出された調査書及び推薦書を総合して判定します。
- 学力検査による選抜は、学力検査(理科・英語・数学・国語・社会の5教科)を行い、その結果と在籍(出身)学校長から提出された調査書を総合して判定します。
- 帰国生徒特別選抜は、学力検査(理科・英語・数学の3教科)と、アドミッション・ポリシーに定めた観点による面接を行い、その結果と在籍(出身)学校長から提出された調査書(成績証明書)を総合して判定します。
高専の中では平均的な競争率
※ 公表された志願倍率に基づく当サイトの目安で、偏差値ではありません。人気・競争率を示すもので、倍率は年度・学科・推薦/学力で変わります。
算出: 志願者数の合計 ÷ 入学定員。推薦・学力など全ての選抜方式の志願者を合算した延べ人数で、両方に出願した志願者は重複して数えられます(学校が重複を除いた実数を公表していないため)。(入学定員200名)
倍率の推移
入試方式
2026年度
対象: 中学校・義務教育学校の卒業(見込み)者等で、出身学校長が推薦する者
選抜: アドミッション・ポリシーに定めた観点による面接、在籍学校長から提出された調査書及び推薦書を総合して判定
総合工学科として一括募集(募集人員は推薦・学力・帰国の3方式合わせて200名)。面接は2026年1月16日、合格発表は1月22日。
対象: 中学校・義務教育学校の卒業(見込み)者等
選抜: 学力検査(理科・英語・数学・国語・社会の5教科)と在籍(出身)学校長から提出された調査書を総合して判定
学力検査は2026年2月8日、合格発表は2月27日。WEB出願。
対象: 海外から帰国した生徒等
選抜: 学力検査(理科・英語・数学の3教科)と、アドミッション・ポリシーに定めた観点による面接、調査書(成績証明書)を総合して判定
学力検査による選抜と同日程で実施。
出典: 学校公式サイト ↗
配点(2026年度)
傾斜なし / 学力検査500点教科ごとの配点を見る閉じる
2027年度の募集要項は2026-08-10時点で公開されていません。下の配点は2026年度のものです。配点は年度によって変わることがあります。
傾斜配点はない。学力検査と調査書を合わせた総合点は要項に示されていない。
調査書: 第3学年(最終学年)の9教科の「学習の記録」の評定のみを用い、各科目5段階評定×6倍で30点満点として算出する。
配点は傾斜を適用したあとの点数です。2026-08-10 時点の募集要項によります。
出典: 学校公式サイト ↗
学費・奨学金
国立高専のため授業料は全国一律で、年額234,600円、入学料は84,600円です。経済的理由により修学が困難な場合は入学料免除・徴収猶予や授業料免除の制度があり、住民税非課税世帯等は高等教育の修学支援新制度による授業料減免・給付型奨学金の対象となる場合があります。
- 年平均
- 251,520円
- 入学金
- 84,600円
- 授業料/年
- 234,600円
- 5年総額(概算)
- 1,257,600円
高等学校等就学支援金は令和8年度(2026年度)から所得制限が撤廃され、世帯年収にかかわらず本科1〜3年が対象になりました。国公立高専の支給上限は年額234,600円(月額19,550円)で授業料と同額のため、申請すれば授業料の負担はなくなります。 支給は原則として通算36か月まで。入学料・教科書代・寮費などは対象外で、本科4〜5年・専攻科は高等教育の修学支援新制度(所得要件あり)に切り替わります。
出典: 文部科学省「高等学校等就学支援金制度」/国立高等専門学校機構「経済的支援」。受給には申請が必要です。
諸経費内訳(R8口座振替予定表):学生会入会金2,500+学生会費5,000+後援会入会金8,000+後援会費26,000+学生教育環境充実助成費10,000/年+同窓会入会金10,000+鳥取県高体連350。入学時一時金=入会金等計20,850。制服・教科書・教材は別途実費。出典:公式『授業料等学納金の納付について』R8振込予定表
奨学金・学費支援
- 給付高等学校等就学支援金対象: 本科1〜3年生(所得制限なし・要申請)
本科1〜3年が対象の国の制度(返還不要)。令和8年度から所得制限が撤廃され、世帯年収にかかわらず年額234,600円(月額19,550円)=授業料の全額が支給され、授業料は実質無償になる。支給は原則通算36月。
- 給付日本学生支援機構(JASSO)給付型奨学金対象: 住民税非課税世帯及びそれに準ずる世帯の学生等
高等教育の修学支援新制度に基づく、返還不要の給付型奨学金。
- 貸与日本学生支援機構(JASSO)貸与型奨学金対象: 学業・人物・家計の基準を満たす学生
第一種(無利子)・第二種(有利子)の貸与奨学金。
- 減免入学料免除・徴収猶予対象: 経済的理由等により納入が困難な本科・編入学・専攻科の新入生
選考のうえ、入学料の免除または徴収猶予を受けられる場合があります。
- 減免授業料免除対象: 経済的理由等により修学が困難な学生
高等教育の修学支援新制度等により、授業料の免除を受けられる場合があります。
- 減免入学検定料免除(災害被災者)対象: 災害救助法適用地域で被災した志願者等
入学者選抜の検定料が免除される場合があります。
出典: 学校公式サイト ↗
寮生活
校内に学生寮を備え、男子寮「高砂寮」・女子寮「白鳥寮」に留学生を含む多くの学生が生活しています。共同生活を通じて自立・協調・奉仕の精神を養い、人間形成をはかることを目標に運営されており、遠方からの進学でも生活基盤を整えやすい環境です。
- 寮
- あり
- 月額(食費込み)
- 約51,830円
- 定員
- 315名
- 女子入寮
- 女子寮・女子棟あり
- 寄宿料(部屋代)
- 700円
- 運営費・光熱水費等
- 13,000円
- 食費
- 38,130円
寮名:高砂寮(男子)・白鳥寮(女子)+東寮(留学生・専攻科)
出典:必要な経費 | 国立米子工業高等専門学校(出典に年度の記載なし) 2026-08-07 確認
寄宿料(個室800円)+管理費13,000円+給食費38,130円の合計。寮生会費(年5,000円)は別 / 東寮は留学生・専攻科
学科・カリキュラム
総合工学科として一括募集(200名)し、低学年では実践的教養教育と全コース共通の工学基礎を学びます。2年次に機械システム・電気電子・情報システム・化学バイオ・建築デザインの5コース(各40名程度)へ分属し、3年次までは共通必修が中心、以降はコース専門科目で専門性を深めます。「医療」「介護」「福祉」をターゲットにした医工学・ヒューマンデザイン関連科目や数理・データサイエンス関連科目を全コース共通で置いているのが特色です。
米子高専は、2021年(令和3年)4月に既設5学科を再編し、「総合工学科」の1学科5コース制(機械システムコース・電気電子コース・情報システムコース・化学・バイオコース・建築デザインコース)となりました。入学時は総合工学科として一括で募集し(募集人員200名)、低学年ではジェネリックスキル習得のための実践的教養教育と全コース共通の工学基礎知識を学びます。2年次にコースを選択・分属し、3学年までは共通の必修科目を中心に学んだうえで、以降はコース専門科目で専門性を深め、5学年で全ての知識・技術の総まとめとなる卒業研究に取り組みます。
カリキュラムは、ディプロマ・ポリシーに掲げる能力を育成するため、自然科学・語学・情報処理能力等を養う教養教育科目と、専門分野の実践的基礎能力を培う専門科目を各学年に体系的に配置しています。あわせて、「医療」「介護」「福祉」をターゲットに異分野の融合・複合能力と創造力を強化するため、医工学・ヒューマンデザイン関連科目や数理・データサイエンス関連科目、技術者倫理・環境科学などを全コース共通科目として設けている点が特色です。
卒業後はさらに、2年制の専攻科(生産システム工学専攻・物質工学専攻・建築学専攻)へ進み、大学改革支援・学位授与機構の審査を経て学士(工学)の学位取得をめざす道も開かれています。
学校全体の入学定員 200名(一括(大括り)入試。2年次後期から5コースに分化(各コース40名程度)) 出典
総合工学科(機械システムコース)
機構・構造・材料など運動や力学の知識をベースに、電気電子工学・情報処理・コンピュータや人間工学・福祉工学の要素を取り入れ、人にやさしいヒューマン・フレンドリーな機械システムを設計・開発できる実践的で創造的な技術者を養成します。
総合工学科(電気電子コース)
電気エネルギーの発生・輸送・変換やエレクトロニクス・情報通信の基本技術を備え、システム設計や新材料開発など周辺技術にも精通し、人を中心とする持続可能な社会づくりの視点から電気に関する幅広い技術を活用できる技術者を養成します。
総合工学科(情報システムコース)
高度情報化社会を支えるコンピュータのハードウェア・ソフトウェア・組み込みシステムなどの基本技術を土台に、医療や福祉の視点に立ったスマート社会を実現する情報システムを提案・構築できる実践的で創造的な技術者を養成します。
総合工学科(化学・バイオコース)
物理化学・無機化学・有機化学・分析化学・生化学・化学工学などの基礎を基盤に、新しい材料開発や生体機能を応用する技術を身につけ、環境・食料・エネルギー・医療・福祉など幅広い分野の課題解決に柔軟な発想で取り組める技術者を養成します。
総合工学科(建築デザインコース)
構造系分野とデザイン系分野の技術と芸術の融合に情報工学・人間工学・福祉工学の視点を加え、過疎化・高齢化・少子化といった地方の課題や、近年頻発する自然災害への対応に建築・デザインの技術と知識を活用できる技術者を養成します。
出典: 学校公式サイト ↗
専攻科
本科(5年)修了後にさらに2年間学び、大学と同等の「学士」取得を目指せる課程です。
- 生産システム工学専攻
- 物質工学専攻
- 建築学専攻
本科5年間の教育課程の上に、より高度な専門的知識と技術を教授する2年制課程。修了後は大学改革支援・学位授与機構の審査を経て学士(工学)の学位取得をめざせます。専攻は生産システム工学・物質工学・建築学の3専攻。
出典: 学校公式サイト ↗
就職・進学実績
女子学生比率 37.8%(2025-05-01 現在)
学科別の進路(2025年度)
| 学科 | 卒業者 | 就職 | 進学 | 求人数 |
|---|---|---|---|---|
| 総合工学科(機械システムコース) | — | 21 | — | — |
| 総合工学科(電気電子コース) | — | 26 | — | — |
| 総合工学科(化学・バイオコース) | — | 27 | — | — |
| 総合工学科(建築デザインコース) | — | 27 | — | — |
出典: 学校公式サイト ↗
主な大学編入先(2023〜2025年度)
3年間の大学編入 計102名
実績・受賞
- 2025理工系学生科学技術論文コンクール文部科学大臣賞全国
- 2025高校生バイオサミットin鶴岡経済産業大臣賞全国・総合工学科(化学・バイオコース)
- 2025高専シンポジウム長岡技術科学大学学長賞全国
- 2024高専GCON2024文部科学大臣賞・東京エレクトロン賞全国
- 2024全国高専デザインコンペティション2024 in阿南最優秀賞・企業賞全国
- 2023全国高専デザインコンペティション2023 in舞鶴最優秀賞全国
- 2022全国高専デザインコンペティション2022 in有明最優秀賞・特別審査員賞全国
出典: 学校公式サイト ↗
米子工業高等専門学校のオープンキャンパス・説明会
日程をすべて見る →未定米子高専 個別見学学校説明会
米子高専 個別見学|2026年8月19日(水)以降の平日8:30〜17:00に個別対応(要申込、申込は7月23日〜)
対象:オープンキャンパスに参加できなかった中学生等申込:要申込公式ページで詳細・申込 →
※ 各学校の公式サイトに移動します。資料請求の手続き・個人情報の取り扱いは各学校の定めに従います。
米子工業高等専門学校のよくある質問
米子工業高等専門学校の偏差値はどのくらいですか?
高専は高校と入試制度が異なり、一般的な偏差値は公表されていません。米子工業高等専門学校の入試は、公表された志願倍率(約1.8倍)から見ると「標準」が目安です。これは偏差値ではなく人気・競争率の目安で、年度・学科・選抜方式(推薦/学力)で変わります。
米子工業高等専門学校の学費はいくらですか?
米子工業高等専門学校の学費は、本科5年間の総額でおよそ1,257,600円(年あたり251,520円)が目安です。授業料のほか入学料・諸経費・寮費等が別途かかる場合があります。
米子工業高等専門学校に寮はありますか?
米子工業高等専門学校には学生寮があります。寮費は月額約51,830円(食費を含む)が目安です。遠方から通う学生の生活基盤として利用されています。
米子工業高等専門学校の入試倍率はどのくらいですか?
米子工業高等専門学校の代表的な志願倍率はおよそ1.8倍です。倍率は年度・学科・選抜方式(推薦/学力)によって変動します。
米子工業高等専門学校の女子の割合はどのくらいですか?
米子工業高等専門学校の女子比率はおよそ38%です(当サイト集計)。近年は多くの高専で女子学生の受け入れ・支援が広がっています。
米子工業高等専門学校にはどんな学科がありますか?
米子工業高等専門学校には複合系などの学科があります。高専は中学卒業後の5年間で、実験・実習を重視した専門教育を受けられるのが特徴です。
米子工業高等専門学校の卒業後の進路は?
米子工業高等専門学校をはじめ高専の卒業生は、就職と進学(大学への編入学・専攻科への進学)の両方に進みます。専門性を活かした就職に強く、求人倍率が高いことで知られます。詳しい進路実績はページ上部のデータをご覧ください。
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データ更新日: 2026-06-21
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