複合釧路工業高等専門学校
国立・北海道・北海道
学校概要
釧路高専は北海道釧路市にある国立高専で、道東で唯一の高専です。創造工学科の一括募集(入学定員160名)で本科の在籍者は699名。JR釧路駅からバスで約30分の立地に、収容370名の学生寮「鶴翔寮」を備えます。女子学生比率は18.9%(令和7年5月1日現在)。卒業生にはセブン銀行社長の松橋正明氏や、ルービックキューブ元世界チャンピオンの中島悠氏がいます。
- 設置区分
- 国立
- 所在地
- 北海道・北海道
- アクセス
- JR釧路駅前バスターミナルからくしろバス・阿寒バス「(38)高専行」で「高専前」下車(約30分)/ JR大楽毛駅から徒歩約15分
- 学科系統
- 複合
- 公式サイト
- 公式サイトを見る
- 公式SNS
- —
教育理念・育てたい人物像
釧路高専は、学則に定める所定の単位を修得し、実践的・創造的技術者として必要な能力を身につけて5年間の課程を修了した学生に卒業を認定する方針を掲げています。コースや分野ごとの専門性はカリキュラムに沿って段階的に育成するとしており、卒業までに身につける力として次の7つの学習目標(ディプロマ・ポリシー)を設定しています。
- DP-A 社会・倫理的理解力:文化や価値観の多様性を踏まえ、技術が社会や環境に与える影響を多角的に捉え、技術者としての責任や倫理に基づいて判断する力。
- DP-B 地域・社会課題対応力:地域産業や社会が直面する課題を把握し、工学的な知識・技術を活かして解決に向けた検討や提案を行おうとする姿勢。
- DP-C 工学基礎力:数学・自然科学・情報技術・基礎工学の幅広い知識を組み合わせ、技術的な課題の理解や基礎的な問題解決に応用する力。
- DP-D 専門分野応用力:各コース・分野の専門知識と技術を修得し、専門的な観点から適切な手法を選んで応用する力。
- DP-E 課題解決・協働力:課題を分析・整理し、計画の立案・実行・評価・改善の一連のプロセスを進め、他者と協働してチームで取り組む力。
- DP-F コミュニケーション力:文章・口頭発表・図表などを用いて技術的内容や自らの考えを論理的に伝える力と、基礎的な英語によるコミュニケーション力。
- DP-G 主体的・継続的学修力:技術の進展や社会の変化を踏まえ、専門分野や関連分野を主体的に学び続けようとする姿勢。
同校はこの方針を「実践的・創造的技術者として(中略)必要な能力を身につけ」た者に卒業を認定するものと位置づけています。
施設・環境
科学技術の高度化に対応した研究開発を行い、高専の教育研究の充実と地域産業の発展への貢献を目的に設置。企業との共同研究の推進、技術相談・技術者研修、実学的研究を通じた地域産業振興・新製品開発支援を担う。
出典: 学校公式サイト ↗
入試情報
選抜は推薦選抜・特別推薦選抜・学力選抜(一般/道内複数校志望受検制度/帰国子女特別)で、数学・理科・英語を重視します。代表倍率は1.5倍で、直近は2023年度1.83倍→2025年度1.69倍→2026年度1.52倍と落ち着いてきています。進路は令和7年度で就職61.6%・進学36.6%。大学編入は2023〜2025年度の3年間で豊橋技術科学大学41名が突出しており、長岡技術科学大学10名・北海道大学8名と続きます。
釧路高専は、本科(創造工学科)とコース・分野ごとに受け入れたい学生像(アドミッション・ポリシー)を定めています。工学を学ぶための基礎学力を備えていることを前提に、ものづくりや技術に興味を持つ人、向上心をもって学校生活に取り組もうとする人、社会の物事に疑問や関心を持ちよりよい社会を築こうとする人、約束を守り周囲を尊重できる人、失敗を恐れず何度でも挑戦できる人を求めており、これらを「夢と創造性」「意欲と努力」「意識と改革」「敬意と協調」「勇気と挑戦」といった言葉で表しています。
入学者選抜については、第1年次入学者選抜を「自己推薦選抜」と「学力選抜」の2区分・計6方式で実施しています。自己推薦選抜は一般/特別/数学重視の3つで、いずれも志望動機書・個人調査書・面接検査(特別はさらに作文)の総合評価。学力選抜は一般学力選抜/北海道内4高専複数校志望受検制度による選抜/帰国子女特別選抜の3つで、学力検査と調査書の総合評価です。基礎学力としては、本校での学習に重要な数学・理科・英語の成績を重視するとしています。第4年次編入学者選抜は、学力検査(英語・数学と、高等学校の出身科に応じて理科の筆記試験または専門科目の口頭試問)に面接と調査書を加えた総合評価によって選抜されます。
高専の中では平均的な競争率
※ 公表された志願倍率に基づく当サイトの目安で、偏差値ではありません。人気・競争率を示すもので、倍率は年度・学科・推薦/学力で変わります。
算出: 志願者数の合計 ÷ 入学定員。推薦・学力など全ての選抜方式の志願者を合算した延べ人数で、両方に出願した志願者は重複して数えられます(学校が重複を除いた実数を公表していないため)。(入学定員160名)
倍率の推移
入試方式
2026年度
WEB事前登録 令和7年11月27日〜令和8年1月5日、検査日 令和8年1月17日(土)、合格発表 令和8年1月23日(金)。
WEB事前登録 令和7年11月27日〜令和8年1月23日、出願書類受付 令和8年1月19日〜23日、検査日 令和8年2月8日(日)、合格発表 令和8年2月17日(火)。
出典: 学校公式サイト ↗
配点(2026年度)
傾斜配点あり / 学力検査800点教科ごとの配点を見る閉じる
2027年度の募集要項は2026-08-10時点で公開されていません。下の配点は2026年度のものです。配点は年度によって変わることがあります。
学力検査と個人調査書を合わせた総合点は要項に示されていない。
調査書: 国語・社会・数学・理科・英語は各教科5点満点の3か年合計×2、音楽・美術・保体・技家は各教科5点満点の3か年合計で算出する。
面接はすべてオンラインで実施し、対面の面接会場はない。総合点は要項に示されていない。
配点は傾斜を適用したあとの点数です。2026-08-10 時点の募集要項によります。
出典: 学校公式サイト ↗
学費・奨学金
学費は国立高専の標準額で、5年間の授業料・入学料の合計は約126万円。釧路市外・道外から進学する場合も、大規模な学生寮を活用すれば生活費を含めた負担を見通しやすいのが特徴です。
- 年平均
- 251,520円
- 入学金
- 84,600円
- 授業料/年
- 234,600円
- 5年総額(概算)
- 1,257,600円
高等学校等就学支援金は令和8年度(2026年度)から所得制限が撤廃され、世帯年収にかかわらず本科1〜3年が対象になりました。国公立高専の支給上限は年額234,600円(月額19,550円)で授業料と同額のため、申請すれば授業料の負担はなくなります。 支給は原則として通算36か月まで。入学料・教科書代・寮費などは対象外で、本科4〜5年・専攻科は高等教育の修学支援新制度(所得要件あり)に切り替わります。
出典: 文部科学省「高等学校等就学支援金制度」/国立高等専門学校機構「経済的支援」。受給には申請が必要です。
教科書約30,000+関数電卓3,500+体操着約11,000+運動靴4,650+柔道着4,074。入学時その他経費41,550(後援会費・災害共済等を含む一括)。入学時合計約42万。出典:公式『学費・生活関係費等』(令和8年度)
奨学金・学費支援
- 給付高等教育の修学支援新制度(給付型奨学金)対象: 家計・学業基準を満たす学生(本科4・5年生・専攻科生等)
国の制度による給付型奨学金。授業料等減免と併せて実施。
- 減免高専機構による授業料免除対象: 経済的理由等により授業料の納付が困難な学生
国立高等専門学校機構による授業料免除(特別措置・災害等の特別な事情・経過措置など)および月割分納制度。
- 給付釧路工業高等専門学校芳村仁奨学金
本校独自の給付型奨学金。
- 給付道新ウェルネット奨学金
- 貸与日本学生支援機構(JASSO)貸与奨学金
第一種(無利子)・第二種(有利子)等の貸与奨学金。
出典: 学校公式サイト ↗
寮生活
学生寮「鶴翔寮」は男女別で収容規模が大きく、遠方から入学する生徒が学業と生活のリズムを整えながら5年間を過ごしやすい環境です。
- 寮
- あり
- 月額(食費込み)
- 約55,000円
- 定員
- 370名
- 女子入寮
- 女子寮・女子棟あり
- 寄宿料(部屋代)
- 700円
- 運営費・光熱水費等
- 14,120円
- 食費
- 29,900円
- 寮生会費等
- 167円
寮名:鶴翔寮
※ 食費は日額1,495円のみ公表。給食が月20日なら下端、30日なら上端です。
出典:学生寮 – 釧路工業高等専門学校(「学生寮の案内」概要表・「学生寮の諸経費」表)/令和7年度鶴翔寮のしおり「寮費等一覧」(令和7年度) 2026-08-07 確認
※入寮費は公式資料に記載なし(非掲載または徴収なし 2026-06)
学科・カリキュラム
創造工学科の1学科3コース制。1年次は混合学級で一般科目と学科共通科目を学び、2年次から分野配属が決まります。コースはスマートメカニクス(情報工学分野・機械工学分野/60名)、エレクトロニクス(電気工学分野・電子工学分野/60名)、建築デザイン(40名)の3つ。4年次には全分野共通の「複合融合演習」があり、異なる分野の学生が混合チームで課題設定から解決策の検討までを行います。
本科は1学科(創造工学科・定員160名)3コース制で、スマートメカニクスコース(情報工学分野・機械工学分野)、エレクトロニクスコース(電気工学分野・電子工学分野)、建築デザインコース(建築学分野)を設置し、いずれのコースでも共通の学修成果を保証しつつ、コース・分野ごとの専門性を段階的に育成します。
5年間の流れ・コース分岐
- 第1学年は混合学級とし、一般科目・学科共通科目を中心に編成します。
- 第2学年から分野ごとに配属が決定し、学年が進むにつれてコース別・分野別の専門科目が多くなる「くさび型」に科目を編成します。
- 第4学年では、5分野に亘る幅広い知識・技術・応用力等を身につけるため、各分野共通科目である「複合融合演習」等を編成します。課題発見・解決型の複合融合演習では、各分野の学生が混合チームを作り、自ら課題を設定して調査・分析・議論を通じて解決策を検討します。
専攻科への接続 — 本科卒業後は、さらに2年間の専攻科(建設・生産システム工学専攻/電子情報システム工学専攻、募集定員計16名)に進み、より高度な専門知識・技術を学ぶことができます。
創造工学科(スマートメカニクスコース)
情報工学と機械工学を融合したコース。製品に組み込むコンピュータシステム技術やメカトロニクス技術を学び、人と機械の情報をやり取りするシステムを制御できる技術者を育成する。プログラミングからものづくりまで幅広く修得する。
創造工学科(エレクトロニクスコース)
電気工学と電子工学を融合したコース。電気エネルギーや計測制御、光・電子デバイス、電子制御と情報通信技術を学び、社会基盤から情報通信技術まで幅広い産業に貢献できる技術者を育成する。まず電気・電子共通の基礎を学び専門分野を深める。
創造工学科(建築デザインコース)
建築の「意匠と計画」「構造と材料」「環境と設備」に関する技術を学ぶコース。「使いやすさ」「安全性」と「空間の美しさ」を兼ね備えた、快適で安全な建築や空間をデザインできる高度な技術者を育成する。
出典: 学校公式サイト ↗
専攻科
本科(5年)修了後にさらに2年間学び、大学と同等の「学士」取得を目指せる課程です。
- 建設・生産システム工学専攻(定員6)
- 電子情報システム工学専攻(定員10)
本科卒業生がさらに2年間、より深く高度な専門知識・技術を学ぶ課程。建設・生産システム工学専攻と電子情報システム工学専攻の2専攻からなり、募集定員は計16名。選抜は推薦選抜・学力選抜・社会人特別選抜等による。
出典: 学校公式サイト ↗
就職・進学実績
女子学生比率 18.9%(2025-05-01 現在)
主な大学編入先(2023〜2025年度)
3年間の大学編入 計85名
実績・受賞
- 2024第5回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2024(DCON2024)企業賞(ロジスティード賞)全国・メディア工学研究室
主な出身者
- 松橋正明(経営(セブン銀行社長))
- 中島悠(ルービックキューブ 元世界チャンピオン)
- 中宮崇(フリーライター)
出典が公表されている主な人物のみ掲載
出典: 学校公式サイト ↗/Wikipedia ↗
釧路工業高等専門学校のオープンキャンパス・説明会
日程をすべて見る →未定オンライン個別相談会オンライン説明会・オンライン
未定高専訪問(施設見学)学校説明会
高専訪問(施設見学)|随時(土日祝を除く平日8:30~17:00。希望日時の約6週間前までに要申込)
対象:小学生(高学年)・中学生・教諭・保護者申込:要申込(随時受付、希望日の約6週間前が目安)公式ページで詳細・申込 →
※ 各学校の公式サイトに移動します。資料請求の手続き・個人情報の取り扱いは各学校の定めに従います。
公式サイトの最新ニュース
- 【中学生向け】秋のオープンキャンパスを実施します。 ↗2026/8/18
釧路工業高等専門学校は、今年も中学生向けのオープンキャンパスを実施いたします。体験教室や各部活動の企画、学生との交流、女子向け企画、国際交流企画、個別相談などさまざまなイベントを用意しています。
- 建築学分野教員公募について(准教授、講師又は助教) ↗2026/8/18
釧路工業高等専門学校では、建築学分野の教員を募集しています。詳細は、公開された公募案内にて確認できます。
- 釧路工業高等専門学校芳村仁奨学金の情報更新をしました ↗2026/8/10
釧路工業高等専門学校は、同校芳村仁奨学金の情報を更新しました。
出典: 釧路工業高等専門学校公式サイト等(自動収集・一部AI要約)
すべて見る(21件)→釧路工業高等専門学校のよくある質問
釧路工業高等専門学校の偏差値はどのくらいですか?
高専は高校と入試制度が異なり、一般的な偏差値は公表されていません。釧路工業高等専門学校の入試は、公表された志願倍率(約1.5倍)から見ると「標準」が目安です。これは偏差値ではなく人気・競争率の目安で、年度・学科・選抜方式(推薦/学力)で変わります。
釧路工業高等専門学校の学費はいくらですか?
釧路工業高等専門学校の学費は、本科5年間の総額でおよそ1,257,600円(年あたり251,520円)が目安です。授業料のほか入学料・諸経費・寮費等が別途かかる場合があります。
釧路工業高等専門学校に寮はありますか?
釧路工業高等専門学校には学生寮があります。寮費は月額約55,000円(食費を含む)が目安です。遠方から通う学生の生活基盤として利用されています。
釧路工業高等専門学校の入試倍率はどのくらいですか?
釧路工業高等専門学校の代表的な志願倍率はおよそ1.5倍です。倍率は年度・学科・選抜方式(推薦/学力)によって変動します。
釧路工業高等専門学校の女子の割合はどのくらいですか?
釧路工業高等専門学校の女子比率はおよそ19%です(当サイト集計)。近年は多くの高専で女子学生の受け入れ・支援が広がっています。
釧路工業高等専門学校にはどんな学科がありますか?
釧路工業高等専門学校には複合系などの学科があります。高専は中学卒業後の5年間で、実験・実習を重視した専門教育を受けられるのが特徴です。
釧路工業高等専門学校の卒業後の進路は?
釧路工業高等専門学校をはじめ高専の卒業生は、就職と進学(大学への編入学・専攻科への進学)の両方に進みます。専門性を活かした就職に強く、求人倍率が高いことで知られます。詳しい進路実績はページ上部のデータをご覧ください。
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データ更新日: 2026-06-21
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