複合茨城工業高等専門学校
国立・関東・茨城県
学校概要
茨城高専は茨城県ひたちなか市にある国立高専で、JR勝田駅からバスで約10分。募集は「国際創造工学科」(入学定員200名)の一括で行い、2年進級時に機械・制御系(80名)/電気・電子系/情報系/化学・生物・環境系(各40名)の4系へ分かれます。入学時点で系を決めなくてよいので、1年間学んでから専門を選べるのが利点です。卒業生の半数以上が進学する進学志向の強い学校で(令和7年度・進学率54.1%)、女子学生比率は21.2%です。
- 設置区分
- 国立
- 所在地
- 関東・茨城県
- アクセス
- JR常磐線「勝田駅」前2番のりばから茨城交通バス(東中根団地行・中央研修所行・海浜公園南口行)で「茨城高専前」下車徒歩3分(市役所経由で約10分)/ タクシー約5分
- 学科系統
- 複合
- 公式サイト
- 公式サイトを見る
- 公式SNS
- X(Twitter)↗
教育理念・育てたい人物像
茨城高専は、教養と人間性・社会性を備えつつ技術者に必要な工学の専門知識を身につけ、国際社会の幅広い課題に意欲的に取り組める「創造性豊かでたくましい人材」の育成を掲げています。卒業までに求める力としては、自立した社会人として行動できる人間性・社会性、工学の理念に基づく専門工学の基礎知識、専門工学と人文・社会科学の知識・技術を総合して自ら立てた課題を解決する課題解決力、国際的な視野に立って他者と協働しながら社会的課題に取り組む姿勢・行動力とコミュニケーション能力の4つを重視する方針です。
施設・環境
図書と情報処理に関する教育・研究・ネットワーク運用を担う。蔵書検索や図書館利用の情報を提供する。
国際交流の拠点として留学生の受入れや学生の海外研修を行い、視野を広げ異文化交流を推進する。
茨友会館2階にあり、保健室・学生相談室・カウンセリングルーム等を備える。
独創的で新規性のある技術シーズを提供するとともに、地域企業の技術相談にも対応する。
教育支援・情報処理支援・産学連携支援・ロボット製作等の活動支援など多様な支援を行う。
入試情報
入試は推薦選抜・学力検査選抜・帰国生/外国人特別選抜。注意したいのは推薦の募集人員65名の配分で、機械・制御系だけが26名、電気・電子系/情報系/化学・生物・環境系は各13名と系によって倍近い差があります。学力検査は国語100・社会100・数学150・理科150・英語100の計600点満点(数学・理科が1.5倍)で、学力検査80%・調査書20%の比重で総合評価します。志願倍率は約1.6倍(2026年度)。1.94倍(2023年度)から4年連続で緩やかに下がっているものの、全国では高めの水準です。
茨城高専は、理科・数学が好きで成績が優秀な人、科学技術分野に興味を持って新しい知識・技術を積極的に学びたい人を中心に、専門分野に加えて言語・文化・歴史・社会の知識を深めたい人、専門知識を生かして国際的視点で社会に役立ちたい人、社会人としての基本的なルールと国際社会で活躍できるコミュニケーション能力を身につけたい人、自らの考えで判断・行動でき他者を尊重して協働できる人、将来に向けて努力・行動できる人を求めています。
入学者選抜の基本方針として、推薦選抜は適性検査(数学、理科)と面接(口頭試問を含む)の総合点および調査書で総合評価し(適性検査50%、面接50%)、学力選抜は5教科の学力検査と調査書で評価します(学力検査80%、調査書20%)。帰国子女・外国人特別選抜は学力検査4教科と面接および調査書等で総合評価する方針です。
高専の中では平均的な競争率
※ 公表された志願倍率に基づく当サイトの目安で、偏差値ではありません。人気・競争率を示すもので、倍率は年度・学科・推薦/学力で変わります。
算出: 志願者数の合計 ÷ 入学定員。推薦・学力など全ての選抜方式の志願者を合算した延べ人数で、両方に出願した志願者は重複して数えられます(学校が重複を除いた実数を公表していないため)。(入学定員200名)
出典: 学校公式サイト ↗
倍率の推移
入試方式
2026年度
対象: 在籍中学校長の推薦を受け、主専攻1つを選択して出願する者
選抜: 適性検査(数学・理科)と面接(口頭試問を含む)を各50%、調査書とあわせて総合評価
募集人員65名(機械・制御系26/電気・電子系13/情報系13/化学・生物・環境系13)
選抜: 5教科の学力検査(国語・社会・数学・理科・英語)と調査書で、学力検査80%・調査書20%で総合評価。配点は数学・理科を各1.5倍とし、国語100・社会100・数学150・理科150・英語100の計600点
対象: 帰国生・外国人志願者
選抜: 学力検査4教科(国語・数学・理科・英語)と面接、調査書等で総合評価
募集人員は若干名
出典: 学校公式サイト ↗
配点(2026年度)
傾斜配点あり / 学力検査600点教科ごとの配点を見る閉じる
2027年度の募集要項は2026-08-10時点で公開されていません。下の配点は2026年度のものです。配点は年度によって変わることがあります。
学校の案内: 「令和9年度募集要項に関しては、10月下旬ごろまでに公開予定です。」
数学・理科を各1.5倍する。総合評価の内訳は学力検査80%・調査書20%で、調査書に絶対点は設けられていない。
配点は傾斜を適用したあとの点数です。2026-08-10 時点の募集要項によります。
出典: 学校公式サイト ↗
学費・奨学金
国立高専のため授業料は年額234,600円(全国立高専共通)で、入学料84,600円を含めても5年間の学費は約126万円に収まります。加えて、日本学生支援機構の貸与奨学金や、給付奨学金と授業料等減免がセットになった国の高等教育の修学支援新制度、家計急変・災害時の授業料免除や徴収猶予など、経済的な支援制度も整えられています。
- 年平均
- 251,520円
- 入学金
- 84,600円
- 授業料/年
- 234,600円
- 5年総額(概算)
- 1,257,600円
高等学校等就学支援金は令和8年度(2026年度)から所得制限が撤廃され、世帯年収にかかわらず本科1〜3年が対象になりました。国公立高専の支給上限は年額234,600円(月額19,550円)で授業料と同額のため、申請すれば授業料の負担はなくなります。 支給は原則として通算36か月まで。入学料・教科書代・寮費などは対象外で、本科4〜5年・専攻科は高等教育の修学支援新制度(所得要件あり)に切り替わります。
出典: 文部科学省「高等学校等就学支援金制度」/国立高等専門学校機構「経済的支援」。受給には申請が必要です。
後援会:入会金20,000+前期13,000+後期10,000(年23,000)。学生会費3,000。教科書は学科学年で変動。4年研修旅行約70,000。入学時一時金=後援会入会金20,000。出典:公式『学費』
奨学金・学費支援
- 給付高等学校等就学支援金対象: 本科1〜3年生(所得制限なし・要申請)
本科1〜3年が対象の国の制度(返還不要)。令和8年度から所得制限が撤廃され、世帯年収にかかわらず年額234,600円(月額19,550円)=授業料の全額が支給され、授業料は実質無償になる。支給は原則通算36月。
- 給付奨学のための給付金制度対象: 本科1〜3年生
- 減免入学料の免除・徴収猶予
- 給付高等教育の修学支援新制度(授業料等減免+給付奨学金)対象: 本科4・5年生・専攻科生(予約採用含む)
- 減免専攻科入学料の減免・徴収猶予対象: 専攻科生
- 貸与日本学生支援機構奨学金対象: 全学年
- 減免特別措置による授業料免除・徴収猶予(家計急変・災害等)
出典: 学校公式サイト ↗
寮生活
学生寮は「有朋寮」と総称され、男子寮(新友館・西友館)、女子寮(紫峰館・北友館)、2022年開寮の国際寮(虹友館)の5棟で構成されます。虹友館は日本人学生と留学生が生活を共にするシェアハウス型で、1階にはアクティブラーニング型の教室も併設。全室に情報コンセントがあり、朝4時から深夜0時まで寮内ネットワークを利用できます。入寮は定員があるため面接があり、許可は1年ごとの更新制(3年生まで)です。
- 寮
- あり
- 月額(食費込み)
- 約47,619円
- 女子入寮
- 女子寮・女子棟あり
- 寄宿料(部屋代)
- 700円
- 運営費・光熱水費等
- 15,375円
- 食費
- 31,044円
- 寮生会費等
- 500円
寮名:有朋寮:新友館・西友館(男子)/紫峰館・北友館(女子)/虹友館(国際寮)
※ 食費は学校公表の年額を12か月でならした月平均です(長期休業を含む)。
出典:学寮の必要経費(令和6年度の場合)(令和6年度/2年前の資料) 2026-08-09 確認
※収容人数は公式非掲載(寮ページ・検索で未確認 2026-06)
学科・カリキュラム
4系構成の本科に加え、本科の上には2年制の専攻科「産業技術システムデザイン工学専攻」があり、機械工学(AM)・電気電子工学(AE)・情報工学(AI)・応用化学(AC)の4コースに分かれます。修了すると学士(工学)を取得でき、就職と大学院進学の両方に接続する設計です。
茨城高専は5年間の一貫教育を行う国立高専で、本科は「国際創造工学科」の1学科制をとり、その下に機械・制御系、電気・電子系、情報系、化学・生物・環境系の4つの系(主専攻)を置いています。本科課程では高専機構モデルコアカリキュラムの分類に基づき、系ごとに教育課程を編成しています。
各系では、自己理解・キャリアデザイン・社会ルール関連科目、教養科目、態度・志向性を育む科目、工学の理念と基礎科目、自然科学科目、主専攻の専門科目、主専攻以外から1つを必修とする副専攻科目、実験実習を中心とした技術修得科目、汎用的能力・創造的思考力育成科目、異文化・地球規模課題理解力育成科目、実践的言語能力育成科目といった科目群を体系的に配置します。低学年で基礎を固め、高学年で主専攻の専門性を深めながら副専攻も学ぶことで、専門分野を軸にしつつ他分野の技術も取り入れられる幅広い技術者を育てます。5年次には卒業研究に取り組み、卒業後はさらに2年間学ぶ専攻科(産業技術システムデザイン工学専攻)へ接続して専門性を一層深めることができます。
国際創造工学科(機械・制御系)
機械工学を基盤に電気電子・情報も統合して学ぶ系。設計製図やプログラミング、工業力学、電子回路などを段階的に修得し、4年次に機械コースと制御コースへ分化。メカトロニクスやロボティクスなど次世代技術を担う人材を育てます。
国際創造工学科(電気・電子系)
エレクトロニクスや情報通信、パワーエレクトロニクス、再生可能エネルギー、制御技術まで幅広く学ぶ系。電気基礎学・電気回路から電磁気学・電子回路へ段階的に深め、スマートフォンから電気自動車まで支える技術者を育成します。
国際創造工学科(情報系)
全学年にプログラミング科目を配置し、DX時代に対応する情報技術を学ぶ系。コンピュータアーキテクチャや情報ネットワーク、データ構造とアルゴリズムを修得し、AIやサイバーセキュリティにも対応した実践的な技術者を育てます。
国際創造工学科(化学・生物・環境系)
化学・生物・環境の知識と技術で社会課題や地球環境問題に挑む系。有機・無機化学から生物化学、環境化学へと学びを広げ、座学と実験を重視。新素材やバイオテクノロジー、環境保全技術を扱い卒業研究で専門性を深めます。
専攻科
本科(5年)修了後にさらに2年間学び、大学と同等の「学士」取得を目指せる課程です。
- 産業技術システムデザイン工学専攻
本科5年間の学びを基礎に、実践的な研究開発ができる創造性・広い視野をもった技術者を育成する2年間の課程。機械工学コース(AM)・電気電子工学コース(AE)・情報工学コース(AI)・応用化学コース(AC)の4コースを置く。修了により学士(工学)の取得が可能で、企業就職または大学院進学へ接続する。
出典: 学校公式サイト ↗
就職・進学実績
女子学生比率 21.2%(2025-05-01 現在)
学科別の進路(2024年度)
| 学科 | 卒業者 | 就職 | 進学 | 求人数 |
|---|---|---|---|---|
| 国際創造工学科(電気・電子系) | 33 | 16 | 15 | — |
| 国際創造工学科(情報系) | 45 | 21 | 24 | — |
| 国際創造工学科(化学・生物・環境系) | 44 | 11 | 32 | — |
出典: 学校公式サイト ↗
主な大学編入先(2023〜2025年度)
3年間の大学編入 計68名
主な就職先(2025年度)
※ 2名以上採用の企業のみ掲載。全就職者数ではありません。
実績・受賞
主な出身者
- 飯嶋竜司(宇宙航空研究開発機構(JAXA)航空技術部門・電動航空機の研究)
- 稲垣明里(神戸大学大学院理学研究科・日本学術振興会特別研究員(研究者))
- 佐伯健臣(JR東日本水戸支社(車掌))
出典が公表されている主な人物のみ掲載
出典: 学校公式サイト ↗
茨城工業高等専門学校のオープンキャンパス・説明会【2026年】
日程をすべて見る →8/30日曜令和8年度 学校説明会(土浦会場)学校説明会
令和8年度 学校説明会(土浦会場)|8月30日(日) 9:30〜11:30【土浦会場:土浦市社会福祉センター】受付中
対象:小学校高学年〜中学生(生徒1名につき保護者等2名まで同伴可)申込:要申込公式ページで詳細・申込 →9/26土曜令和8年度 一日体験入学体験入学
未定学校見学(個別対応)学校説明会
※ 各学校の公式サイトに移動します。資料請求の手続き・個人情報の取り扱いは各学校の定めに従います。
茨城工業高等専門学校のよくある質問
茨城工業高等専門学校の偏差値はどのくらいですか?
高専は高校と入試制度が異なり、一般的な偏差値は公表されていません。茨城工業高等専門学校の入試は、公表された志願倍率(約1.6倍)から見ると「標準」が目安です。これは偏差値ではなく人気・競争率の目安で、年度・学科・選抜方式(推薦/学力)で変わります。
茨城工業高等専門学校の学費はいくらですか?
茨城工業高等専門学校の学費は、本科5年間の総額でおよそ1,257,600円(年あたり251,520円)が目安です。授業料のほか入学料・諸経費・寮費等が別途かかる場合があります。
茨城工業高等専門学校に寮はありますか?
茨城工業高等専門学校には学生寮があります。寮費は月額約47,619円(食費を含む)が目安です。遠方から通う学生の生活基盤として利用されています。
茨城工業高等専門学校の入試倍率はどのくらいですか?
茨城工業高等専門学校の代表的な志願倍率はおよそ1.6倍です。倍率は年度・学科・選抜方式(推薦/学力)によって変動します。
茨城工業高等専門学校の女子の割合はどのくらいですか?
茨城工業高等専門学校の女子比率はおよそ21%です(当サイト集計)。近年は多くの高専で女子学生の受け入れ・支援が広がっています。
茨城工業高等専門学校にはどんな学科がありますか?
茨城工業高等専門学校には複合系などの学科があります。高専は中学卒業後の5年間で、実験・実習を重視した専門教育を受けられるのが特徴です。
茨城工業高等専門学校の卒業後の進路は?
茨城工業高等専門学校をはじめ高専の卒業生は、就職と進学(大学への編入学・専攻科への進学)の両方に進みます。専門性を活かした就職に強く、求人倍率が高いことで知られます。詳しい進路実績はページ上部のデータをご覧ください。
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データ更新日: 2026-06-21
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