高専みらい
学校を探す
学校を探す6分で読めます

関東地方の高専一覧|学科・倍率・学費で比較【2026】

関東地方にある高専7校(茨城・小山・群馬・木更津・東京・都立産技・サレジオ)の学科、代表倍率、学費、寮費などの基本情報を一覧で比較。国立・公立・私立の違いや選び方のポイントを解説します。

目次
  1. 関東地方の高専一覧と基本情報
  2. 各校の特徴と代表倍率
  3. 学費と寮費の目安
  4. 卒業後の進路:関東は進学が就職に迫る
  5. 関東地方の高専の選び方

関東地方には、国立5校・公立1校・私立1校の計7校の高等専門学校(高専)があります。 この記事では、関東エリアの高専への進学を検討している中学生や保護者に向けて、各校の学科構成、代表倍率、学費、寮費などの基本情報を一覧で比較し、それぞれの特徴を解説します。

関東地方の高専一覧と基本情報

学校名 所在地 設置区分 学科構成 代表倍率
茨城工業高専 茨城県ひたちなか市 国立 国際創造工学科(1学科制・4系) 約1.6倍 あり
小山工業高専 栃木県小山市 国立 4学科(機械/電気電子創造/物質/建築) 約1.8倍 あり
群馬工業高専 群馬県前橋市 国立 5学科(機械/電子メディア/電子情報/物質/環境都市) 約1.7倍 あり
木更津工業高専 千葉県木更津市 国立 5学科(機械/電気電子/電子制御/情報/環境都市) 約2.6倍 あり
東京工業高専 東京都八王子市 国立 5学科(機械/電気/電子/情報/物質) 約1.7倍 あり
東京都立産業技術高専 東京都(品川・荒川) 公立 ものづくり工学科(1学科制・7コース)/2キャンパス 約1.6倍 なし
サレジオ工業高専 東京都町田市 私立 情報工学科 約1.6倍 あり(男子直営寮+委託寮)

※都立産技高専は学生寮がなく、自宅からの通学が基本です。サレジオ高専は男子専用の直営寮と委託寮があります。

各校の特徴と代表倍率

国立高専(5校)

  • 東京高専:機械・電気・電子・情報・物質の5学科。関東を代表する人気校で、代表倍率は約1.7倍。情報系は特に志願者が集まる傾向があります。
  • 小山高専:機械・電気電子創造・物質・建築の4学科。代表倍率は約1.8倍と関東の国立でも高めです。
  • 群馬高専:機械・電子メディア・電子情報・物質・環境都市の5学科。代表倍率は約1.7倍。
  • 木更津高専:機械・電気電子・電子制御・情報・環境都市の5学科。代表倍率は約2.6倍。
  • 茨城高専:国際創造工学科の1学科制(4系)。代表倍率は約1.6倍。

公立・私立高専(2校)

  • 都立産技高専(公立):品川・荒川の2キャンパス体制で、ものづくり工学科の1学科制(7コース)。航空宇宙・医療福祉など幅広いコースが特徴。代表倍率は約1.6倍。学生寮はありません。
  • サレジオ高専(私立):情報工学科の単科高専で、カトリック系のミッションスクール。代表倍率は約1.6倍。男子専用の直営寮と委託寮があります。

関東の国立5校はいずれも代表倍率1.6〜1.8倍とやや高めのゾーンに集まっています。倍率は年度・学科・方式で変動するため、志望校の最新値は必ず公式でご確認ください。倍率の見方は「高専の倍率まとめ」で解説しています。

学費と寮費の目安

設置区分によって学費が異なります。

  • 国立高専の学費(年間):約234,600円(入学料84,600円は初年度のみ)
  • 公立高専(都立産技)の学費(年間):授業料は国立とほぼ同水準。入学料は都内・都外居住者で異なります
  • 私立高専(サレジオ)の学費:国公立より高く、詳細は公式でご確認ください
  • 寮費(月額):約30,000〜50,000円前後(寮のある学校の場合。都立産技は寮なし)

※本科1〜3年は高等学校等就学支援金の対象です。2026年度から所得制限が撤廃され、国公立高専は年額234,600円(授業料の全額)が支給されるため、授業料は実質0円になります。学費の詳細は「高専の学費まとめ」をご覧ください。

卒業後の進路:関東は進学が就職に迫る

関東の高専7校の卒業者1,332名を合わせると、就職50.6%・進学45.9%です(各校の最新年度を卒業者数で加重して算出)。全国56校の平均は就職59.0%・進学38.5%なので、関東は全国より7.4ポイント進学に寄っており、7エリア中2番目に進学率が高いエリアです。就職と進学がほぼ半々で拮抗している、と言い換えられます。

高専は「就職に強い学校」として紹介されがちですが、関東に限ればその説明は実態の半分しか捉えていません。群馬高専は進学率65.0%で、卒業生の3人に2人が進学しています。一方で小山高専は36.8%と全国平均を下回り、同じエリアでも28ポイントの開きがあります。「関東だから進学」と一括りにはできません。

編入先では、編入実績データのある7校すべてで豊橋技術科学大学が上位に入り、長岡技術科学大学が6校で続きます。関東らしいのはその次に来る顔ぶれで、東京農工大学が7校中4校、筑波大学が3校、山梨大学と千葉大学がそれぞれ2校の上位に登場します。首都圏の国立大学へ自宅から通える距離で編入できるのは、寮を前提としない進路設計ができるという点で、このエリア固有の利点です。

進路の全体像は「高専の就職率のホント」「高専から大学編入する方法」でくわしく解説しています。

関東地方の高専の選び方

  1. 通学か寮生活か:都立産技高専は寮がないため、自宅から通える範囲かが重要です。サレジオ高専の直営寮は男子専用なので、女子は委託寮の利用可否を確認しましょう。
  2. 国立・公立・私立の違い:学費や入試制度が異なります。学費の比較はこちら
  3. 難易度(代表倍率)の確認:小山・東京などは関東でも高めです。志望校の最新倍率を公式で確認しましょう。

まずは各校の公式サイトやオープンキャンパスで、実際の雰囲気を感じてみることをおすすめします。


気になる学校を比べてみましょう

出典・参考資料

  • 独立行政法人 国立高等専門学校機構および各校公式募集要項(2026年度版)
  • 当サイト調べ(2026年7月時点・kosen.json 照合済)

【重要】当サイトのデータについて 高専には公的な「偏差値」は存在しません。当サイトでは、偏差値の代わりに「倍率」や「入試方式」を難易度の目安としています。 倍率は各校の最新年度・全学科・全方式を合算した志願倍率(代表倍率)で、学科別の倍率ではありません。学費・寮費・倍率などの数値は各校の公式募集要項および当サイト調べ(2026年7月時点)に基づきます。最新の金額・日程は必ず各校公式の募集要項でご確認ください。

次に読む

次のステップ

LINE友だち追加で、全国58校の高専のイベント・入試日程をお知らせ。『高専の選び方ガイド(保護者版)』を無料プレゼント中。