機械・材料豊田工業高等専門学校
国立・中部・愛知県
学校概要
豊田高専は愛知県豊田市にある国立高専です。独立5学科制で入学定員は各学科40名・計200名、本科の在籍者は1,111名。女子学生比率は26.7%(令和7年5月1日現在)。愛知環状鉄道「愛環梅坪駅」から徒歩約20分の立地で、7棟の学生寮に令和8年4月1日時点で573名が暮らし、全学生の半数以上が寮生活を送っています。
- 設置区分
- 国立
- 所在地
- 中部・愛知県
- アクセス
- 「愛環梅坪駅」から西へ徒歩約20分 / 「上豊田駅」「梅坪駅」から徒歩約25分 / 「豊田市駅」「新豊田駅」からタクシー約10分(徒歩約35分)
- 学科系統
- 機械・材料・電気・電子・情報・建設・建築
- 公式サイト
- 公式サイトを見る
- 公式SNS
- X(Twitter)↗
教育理念・育てたい人物像
本科では、ものづくり能力、基礎学力、問題解決能力、コミュニケーション能力、そして技術者倫理を兼ね備えた技術者となるために、学科ごとに身につけるべき具体的学習成果を達成することで卒業が認定されます。5学科共通で、以下の5つの力を身につけることが卒業認定の柱とされています。
- ものづくり能力:各学科の専門科目と一般科目を体系的に学習し、ものづくりを実現できる能力
- 基礎学力:数学・物理・工学の基礎と豊富な実験・実習体験を通じた活きた学力
- 問題解決能力:自ら工学的な問題を設定し、解決の道筋を示し実行できる能力
- コミュニケーション能力:成果をレポート・報告書にまとめ、口頭発表できる能力
- 技術者倫理:社会における技術者の役割・責任と望ましいあり方を自ら求められる能力
上記5つの力は、機械工学科・電気・電子システム工学科・情報工学科・環境都市工学科・建築学科の各学科ごとに、専門分野に即した具体的な学習成果として定められています(各学科の詳細は上記出典を参照)。
入試情報
選抜は一般選抜(5教科の学力検査+調査書)と推薦選抜(調査書・推薦書・面接)。代表倍率は2.9倍で、これは国立高専のなかで最も高い水準です(2022年度3.69倍・2025年度3.03倍)。進路は令和7年度で就職46.5%・進学52.6%と進学が過半数を占めます。編入先は令和7年度で豊橋技術科学大学17名が最多、東京大学・東北大学へも各3名が進んでいます。
本校は社会の要請にこたえる実践的技術者を養成するため、知識や技能に優れ、思考力や判断力を有し、優れた表現力で多様な人々と協働できる主体性を持った学生を受け入れます。
求める学生像(本科第1学年)
- 一般教育、専門教育を十分理解できる能力を有する人
- 特に、数学と理科に優れた能力を有する人
推薦選抜では上記に加え、ものづくりに興味を抱く人、生徒会・スポーツ・ボランティア等の活動や海外生活などの経験を通して育まれたリーダーシップ等さまざまな能力を有する人も受け入れます。
入学者選抜の基本方針
- 一般選抜(学力検査等):調査書で基礎的・汎用的能力を評価し、数学・理科・英語・国語・社会の5教科の学力検査で基礎学力を評価します。
- 推薦選抜(面接等):調査書で基礎的・汎用的能力を、推薦書でリーダーシップ等を、面接で明確な志望動機・ものづくりへの興味・入学後の意欲等を評価します。
(このほか、本科第3学年への外国人留学生特別入学試験の受入れ方針も定められています。)
志願倍率が特に高く人気が集中
※ 公表された志願倍率に基づく当サイトの目安で、偏差値ではありません。人気・競争率を示すもので、倍率は年度・学科・推薦/学力で変わります。
算出: 志願者数の合計 ÷ 入学定員。推薦・学力など全ての選抜方式の志願者を合算した延べ人数で、両方に出願した志願者は重複して数えられます(学校が重複を除いた実数を公表していないため)。(入学定員200名)
出典: 学校公式サイト ↗
倍率の推移
入試方式
2026年度
対象: 出願資格を満たし、各中学校から推薦される者
選抜: 基礎的・汎用的能力を調査書で、リーダーシップ等を推薦書で評価し、志望動機・ものづくりへの興味・入学後の意欲等を面接で評価して総合的に判定する。
対象: 高等学校受検資格を有するすべての者
選抜: 基礎的・汎用的能力を調査書で評価するとともに、学力検査によって数学・理科・英語・国語・社会の5教科の基礎学力を評価して総合的に判定する。
出典: 学校公式サイト ↗
配点(2027年度)
調査書に傾斜あり / 学力検査500点教科ごとの配点を見る閉じる
学力検査は5教科均等。傾斜は調査書の評定側にあり、数学・理科を2倍する。
調査書: 2年生と3年生の9教科の評定(数学・理科は2倍)の合計=評定得点(最高110点)を2倍する。
配点は傾斜を適用したあとの点数です。2026-08-10 時点の募集要項によります。
出典: 学校公式サイト ↗
学費・奨学金
国立高専のため授業料は全国立高専共通の年額234,600円。入学料84,600円を含めても5年間の学費は約126万円で、私立の専門系より抑えられます。
- 年平均
- 251,520円
- 入学金
- 84,600円
- 授業料/年
- 234,600円
- 5年総額(概算)
- 1,257,600円
高等学校等就学支援金は令和8年度(2026年度)から所得制限が撤廃され、世帯年収にかかわらず本科1〜3年が対象になりました。国公立高専の支給上限は年額234,600円(月額19,550円)で授業料と同額のため、申請すれば授業料の負担はなくなります。 支給は原則として通算36か月まで。入学料・教科書代・寮費などは対象外で、本科4〜5年・専攻科は高等教育の修学支援新制度(所得要件あり)に切り替わります。
出典: 文部科学省「高等学校等就学支援金制度」/国立高等専門学校機構「経済的支援」。受給には申請が必要です。
後援会費10,800/年。教科書・体操服等は別途実費。寮:寄宿料700/月+寮生会4,000/年+寄宿舎経費90,000/年+食費約34,000/月。内訳PDF要確認。出典:公式
奨学金・学費支援
- 減免授業料等減免(高等教育の修学支援新制度)対象: 本科4〜5年生・専攻科生
経済状況と学力の条件を満たす学生に授業料・入学金の減免を行う。
- 給付給付型奨学金(高等教育の修学支援新制度)対象: 本科4〜5年生・専攻科生
住民税非課税世帯・準ずる世帯等を対象に、授業料等減免と併せて給付型奨学金を支給する。
- 給付高等学校等就学支援金対象: 本科1〜3年生(所得制限なし・要申請)
本科1〜3年が対象の国の制度(返還不要)。令和8年度から所得制限が撤廃され、世帯年収にかかわらず年額234,600円(月額19,550円)=授業料の全額が支給され、授業料は実質無償になる。支給は原則通算36月。
- 貸与日本学生支援機構奨学金(第一種・第二種)対象: 本科4〜5年生・専攻科生
無利子の第一種と有利子の第二種。第二種は月額2万円〜12万円(1万円刻み)。
- 給付高等学校等奨学給付金対象: 市町村民税非課税世帯
授業料以外の教育費を支援する返還不要の制度。
- 減免入学料免除対象: 入学前1年以内に学資負担者が死亡、または風水害等の災害を受け入学料の納付が著しく困難な者
選考のうえ、入学料の全額または半額が免除される。
寮生活
豊田高専は寮生活を教育の一環と位置づけており、全学生の半数以上が学生寮で生活しています。寮舎は友志寮・栄志寮・高志寮・明志寮・大志寮・創志寮・輝志寮の7棟で、内訳は男子寮4棟・女子寮1棟・男女高学年寮(3〜5年生対象)2棟。令和8年4月1日時点の入寮者は計573名です。入寮希望者が多いため毎年入寮選考があり、寄宿料のほかに食費・光熱費などが別途かかります。
- 寮
- あり
- 月額(食費込み)
- 約44,583円
- 女子入寮
- 女子寮・女子棟あり
- 寄宿料(部屋代)
- 700円
- 運営費・光熱水費等
- 8,233円
- 食費
- 35,000円
- 寮生会費等
- 650円
寮名:友志寮・栄志寮・高志寮・明志寮・大志寮・創志寮・輝志寮(男子4棟/女子1棟/男女高学年2棟)
出典:令和8年度 学生便覧 「2 学寮経費(参考:令和7年度実績)」(令和7年度(実績値。令和8年度学生便覧に「参考:令和7年度実績」として掲載)) 2026-08-07 確認
高学年寮は男女混合(フロア別) ※定員は公式非掲載。令和8年4月1日時点の入寮者は7棟計573名
学科・カリキュラム
機械工学科・電気・電子システム工学科・情報工学科・環境都市工学科・建築学科の5学科制で、入学時に学科を選ぶ従来型です。低学年に理系教養科目と一般科目を置き、学年進行とともに専門科目・実験実習の比重を高める「くさび形」の構成。最終学年の卒業研究で学びを実践的な課題解決に結び付けます。卒業後は専攻科(電子機械工学専攻・建設工学専攻・情報科学専攻)で学士(工学)を目指す道もあります。
豊田工業高等専門学校は、機械工学科・電気・電子システム工学科・情報工学科・環境都市工学科・建築学科の独立した5学科による5年間一貫教育を行います。カリキュラム・ポリシーでは、卒業認定の方針を具現化するため、国立高等専門学校機構モデルコアカリキュラムに基づいた教育課程を編成し、「基礎的能力」「専門的能力」「分野横断的能力」を養う教育を実施すると定めています。低学年で数学・物理・化学などの理系教養科目と国語・社会等の一般科目を学びつつ、学年が進むにつれて専門科目や実験・実習の比重が高まる構成で、機械工学科と環境都市工学科ではこれを「くさび形」と呼んでいます。機械工学科では材料・材料力学、熱・流体力学、工作・加工、計測・制御の4分野を、電気・電子システム工学科ではエネルギー・制御系、エレクトロニクス系、情報通信系を、情報工学科ではプログラミング系とハードウェア/ソフトウェア設計系を、環境都市工学科では環境系・都市システム系・水理系・構造系・地盤系・材料系に測量や設計製図を加えた分野を、建築学科では計画・構造・環境・設備・設計製図を段階的に積み上げ、いずれの学科も最終学年の卒業研究で学びを実践的な課題解決へと結び付けます。卒業後は、専攻科(電子機械工学専攻・建設工学専攻・情報科学専攻)へ接続し、さらに2年間大学レベルの専門的技術教育を受けて「学士(工学)」の学位取得を目指すこともできます。
機械工学科
「ものづくり」を究める学科。材料・材料力学、熱・流体力学、工作・加工、計測・制御の4分野にコンピュータ技術を加えて体系的に学び、設計製図や実験・実習に多くの時間を割く。卒業研究で知識を集大成し、創造力とセンスを養う。
電気・電子システム工学科
エレクトロニクス・情報通信・エネルギーの3分野と、それらをつなぐシステム技術を学ぶ学科。1年次の電気基礎演習から電気回路・電気磁気学・電子回路・パワーエレクトロニクスへと積み上げ、5年次の卒業研究で実践力を磨く。
情報工学科
社会の変化に即応できる高度情報処理技術者を育てる学科。情報基礎・ソフトウェア・ハードウェア・エレクトロニクス・コンピュータ応用の各領域を段階的に学び、基礎教科を重視して創造性豊かな人材を育成する。
環境都市工学科
快適な生活空間を創る建設技術と、自然環境・歴史的遺産の保全をあわせて学ぶ学科。測量学・構造力学などの共通専門に加え、都市建設系・環境系の科目とコンピュータ活用を重視し、実験実習と卒業研究で持続可能な開発技術を身につける。
建築学科
建築を「強・用・美を兼ね備えた総合芸術」と捉える学科。人文社会系の教養から工学の基礎・専門へと段階的に学び、実験設備やCADを用いて設計製図・構造・環境・設備を修得。5年次は卒業研究で知識を一つの形に集約する。
専攻科
本科(5年)修了後にさらに2年間学び、大学と同等の「学士」取得を目指せる課程です。
- 電子機械工学専攻
- 建設工学専攻
- 情報科学専攻
本科の専門基礎に立脚し、2年間で大学レベルの専門的技術教育を行い、企業戦略の中核となる研究開発型の技術者を育成する。修了者は大学改革支援・学位授与機構から「学士(工学)」の学位を受けることができる。
出典: 学校公式サイト ↗
就職・進学実績
女子学生比率 26.7%(2025-05-01 現在)
学科別の進路(2024年度)
| 学科 | 卒業者 | 就職 | 進学 | 求人数 |
|---|---|---|---|---|
| 機械工学科 | 34 | 20 | 13 | — |
| 電気・電子システム工学科 | 42 | 9 | 32 | — |
| 情報工学科 | 44 | 17 | 26 | — |
| 環境都市工学科 | 38 | 26 | 12 | — |
| 建築学科 | 39 | 25 | 14 | — |
出典: 学校公式サイト ↗
豊田工業高等専門学校のオープンキャンパス・説明会【2026年】
日程をすべて見る →8/23日曜学校説明会(豊田高専・午前)学校説明会
8/23日曜学校説明会(豊田高専・午後)学校説明会
9/13日曜学校説明会(ウインクあいち会場)学校説明会
ほか3件の日程があります。豊田工業高等専門学校の日程一覧 →全校の日程 →
※ 各学校の公式サイトに移動します。資料請求の手続き・個人情報の取り扱いは各学校の定めに従います。
豊田工業高等専門学校のよくある質問
豊田工業高等専門学校の偏差値はどのくらいですか?
高専は高校と入試制度が異なり、一般的な偏差値は公表されていません。豊田工業高等専門学校の入試は、公表された志願倍率(約2.9倍)から見ると「難関(人気集中)」が目安です。これは偏差値ではなく人気・競争率の目安で、年度・学科・選抜方式(推薦/学力)で変わります。
豊田工業高等専門学校の学費はいくらですか?
豊田工業高等専門学校の学費は、本科5年間の総額でおよそ1,257,600円(年あたり251,520円)が目安です。授業料のほか入学料・諸経費・寮費等が別途かかる場合があります。
豊田工業高等専門学校に寮はありますか?
豊田工業高等専門学校には学生寮があります。寮費は月額約44,583円(食費を含む)が目安です。遠方から通う学生の生活基盤として利用されています。
豊田工業高等専門学校の入試倍率はどのくらいですか?
豊田工業高等専門学校の代表的な志願倍率はおよそ2.9倍です。倍率は年度・学科・選抜方式(推薦/学力)によって変動します。
豊田工業高等専門学校の女子の割合はどのくらいですか?
豊田工業高等専門学校の女子比率はおよそ27%です(当サイト集計)。近年は多くの高専で女子学生の受け入れ・支援が広がっています。
豊田工業高等専門学校にはどんな学科がありますか?
豊田工業高等専門学校には機械・材料・電気・電子・情報・建設・建築系などの学科があります。高専は中学卒業後の5年間で、実験・実習を重視した専門教育を受けられるのが特徴です。
豊田工業高等専門学校の卒業後の進路は?
豊田工業高等専門学校をはじめ高専の卒業生は、就職と進学(大学への編入学・専攻科への進学)の両方に進みます。専門性を活かした就職に強く、求人倍率が高いことで知られます。詳しい進路実績はページ上部のデータをご覧ください。
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東海・北陸・信越地方(中部エリア)にある高専9校(豊田・沼津・岐阜・福井・石川・富山・長野・長岡・国際高専)の学科、代表倍率、学費、寮費などの基本情報を一覧で比較。各校の特徴や選び方のポイントを解説します。
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データ更新日: 2026-06-21
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