「全国高専大会の柔道の結果はどこで見られるのか」 「高専にも全国大会があるのか」
高専には高専だけの全国大会があります。全国高等専門学校体育大会(高専体育大会)です。
そして結果を探すときにつまずきやすいのが、結果が各校のサイトではなく主催団体のページに出ることです。競技別のPDFで公開されます。
すぐ分かる結論
- 結果は全国高等専門学校連合会の「全国大会結果」ページに、競技別のPDFで出ます [1]。学校サイトを探すより早いです。
- 正式競技は14種目(陸上・バスケ・バレー・ソフトテニス・卓球・柔道・剣道・硬式野球・サッカー・ラグビー・ハンドボール・テニス・バドミントン・水泳)[2]。
- 地区大会を勝ち抜いた学校が全国大会に出ます [3]。
- 会期は約1か月に分散し、ラグビーだけ翌年1月です [6]。「夏の大会」で括れません。
- 第61回(2026年度)は三重県で開催。バスケットボールは8月29〜30日(津市)、陸上競技は9月4〜6日(四日市市)でした [4][5]。
- 高専は5年制なので、同じ部活を5年間続けられます。これは3年制の高校とは違う点です。
当サイトでは結果そのものを掲載していません。 速報性が必要な情報なので、上のリンクから公式のPDFをご確認ください。この記事は「どういう大会で、どこを見ればよいか」を整理したものです。
どういう大会なのか
主催は一般社団法人全国高等専門学校連合会です。デザコン(デザインコンペティション)やプロコンと同じ団体が運営しています。
連合会は大会の目的をこう書いています。
広くスポーツ実践の機会を与え、技術の向上とスポーツ精神の高揚を図り、心身ともに健康な学生を育成するとともに高専相互の親睦を図ること [2]
「高専相互の親睦」が目的に入っているのが特徴です。全国に散らばった高専の学生が年1回集まる場でもあります。
会期は約1か月に分散し、ラグビーは翌年1月
「夏の大会」と紹介されることが多いのですが、実際の会期はもっと長いです。
第59回(令和6年度)の実施要項は大会期日を令和6年8月21日(水)〜9月18日(水)とし、 それとは別にラグビー競技は令和7年1月4日・5日・7日・9日と定めています [6]。
| 期日 | |
|---|---|
| 大会期日(ラグビー以外) | 8月21日〜9月18日(約1か月)[6] |
| ラグビーフットボール | 翌年1月(4日・5日・7日・9日)[6] |
総合開会式は実施しないと明記されており [6]、競技ごとに独立した大会として動きます。 だから「いつやるのか」は競技単位で見る必要があります。
中央競技団体が共催している
主催は連合会だけではありません。第59回の実施要項では、日本陸上競技連盟・日本バスケット ボール協会・日本バレーボール協会・日本サッカー協会・日本ラグビーフットボール協会・ 日本ハンドボール協会・日本テニス協会・日本バドミントン協会が共催に並び、後援に スポーツ庁が入っています [6]。
学校の内部行事ではなく、各競技の中央競技団体が関わる公式大会だということです。
担当地区は輪番、開催校は複数
大会には担当地区と担当校があり、地区が順番で運営を引き受けます。第59回は 担当地区が北海道地区、担当校が旭川高専でした [6]。
開催校は1校ではありません。第59回は函館・苫小牧・ 釧路・神戸市立・旭川の5校です [6]。ラグビーを 兵庫で行うため、担当地区外の神戸市立高専が開催校に入っています。
運営費は全高専で負担する仕組みで、実施要項は分担金を1キャンパスあたり30万円と 定めています [6]。参加しない学校も含めて支えている大会です。
正式競技は14種目
連合会が挙げている競技種目です [2]。
| 競技 | |
|---|---|
| 陸上・水泳 | 陸上競技/水泳 |
| 球技(団体) | バスケットボール/バレーボール/ハンドボール/サッカー/ラグビーフットボール/硬式野球 |
| ラケット競技 | ソフトテニス/テニス/卓球/バドミントン |
| 武道 | 柔道/剣道 |
高校の全国大会と比べると、ソフトテニスとラグビーフットボールが正式競技に入っている点が目を引きます。一方で体操やスキーのような種目はありません。
種目ごとの男女の別や、団体・個人の細目は競技によって違います。連合会の各競技のページで確認してください [2]。
地区大会を勝ち抜いて全国へ
全国大会の前に地区大会があります。苫小牧高専は「各地区の高専体育大会を勝ち抜いてきた高専学生が集い」と説明しています [3]。
北海道地区の例を見ると、仕組みがよく分かります。第62回北海道地区国立工業高等専門学校体育大会では、北海道の4校が競技ごとに会場を分担していました [3]。
注目したいのは釧路会場のアーチェリーです。アーチェリーは全国大会の14種目には入っていません [2][3]。つまり地区大会には、その地区独自の種目があるということです。
地区大会の回数(第62回)が全国大会(第61回)より1つ多いことからも、地区大会のほうが歴史が長いことがうかがえます [3]。
地区の区分は、当サイトが学校一覧で使っている8地域とは別の切り方です。志望校がどの地区に属するかは、学校の部活動ページで確認してください。
第61回(2026年度)は三重県
直近の大会の開催情報です。
| 競技 | 日程 | 会場 |
|---|---|---|
| バスケットボール | 2026年8月29〜30日 | 津市産業・スポーツセンター 日硝ハイウエーアリーナ [4] |
| 陸上競技 | 2026年9月4〜6日(予備日9月7日) | 四日市市中央緑地公園 中央陸上競技場 [5] |
三重県には鈴鹿高専・鳥羽商船高専・近畿大学工業高専の3校があります。
大会は毎年場所を変えて開かれます。 競技ごとに会場と日程が別なので、見に行く場合は競技単位で調べる必要があります。
高専を選ぶときに知っておくとよいこと
5年間、同じ部活を続けられる
高専は5年制です。高校の部活は3年で引退しますが、高専では5年間続けられます。1〜3年生と4〜5年生が同じチームにいる環境になります。
体育大会に出るのも5年生までなので、高校生では引退している年齢で全国大会に出られるということです。
高専だけの全国大会がある
高校の全国大会(インターハイなど)とは別に、高専だけの全国大会があります。出場校が58校に限られるので、高校の全国大会よりも全国への距離は近いです。
ただし地区大会を勝ち抜く必要があり、北海道地区のように4校しかない地区と、9校ある地区では条件が違います。
部活動そのものについては高専の部活動・課外活動の記事にまとめています。技術系のコンテスト(ロボコン・プロコン・デザコン)は体育大会とは別の大会で、デザコンの記事やプロコンの記事をご覧ください。
まとめ
- 結果は連合会の「全国大会結果」ページに競技別PDFで出る [1]。学校サイトではない。
- 正式競技は14種目。 ソフトテニスとラグビーフットボールが入っている [2]。
- 地区大会を勝ち抜いて全国へ。 地区大会には全国に無い種目もある(北海道地区のアーチェリー)[2][3]。
- 会期は8月下旬〜9月中旬の約1か月。ラグビーだけ翌年1月で、総合開会式は無い [6]。
- 主催に中央競技団体8団体が並び、後援はスポーツ庁 [6]。分担金は1キャンパス30万円で全高専が支えている。
- 第61回(2026年度)は三重県開催。競技ごとに会場と日程が違う [4][5]。
- 高専は5年制なので同じ部活を5年間続けられ、高校生なら引退している年齢で全国大会に出られる。
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References
[1] 一般社団法人全国高等専門学校連合会「全国大会結果|体育大会」: https://www.kosen-all.or.jp/sportsfes/result/ [2] 一般社団法人全国高等専門学校連合会「体育大会」「競技種目」: https://www.kosen-all.or.jp/sportsfes/ / https://www.kosen-all.or.jp/sportsfes/disciplines/ [3] 苫小牧工業高等専門学校「高専体育大会」: https://www.tomakomai-ct.ac.jp/campus_life/sports [4] 公益財団法人日本バスケットボール協会「第61回全国高等専門学校体育大会 バスケットボール競技」大会概要及び組み合わせ発表: https://japanbasketball.jp/ [5] 日本陸上競技連盟「第61回全国高等専門学校体育大会陸上競技」: https://www.jaaf.or.jp/competition/detail/2060/ [6] 一般社団法人全国高等専門学校連合会「第59回(令和6年度)全国高等専門学校体育大会実施要項」: http://www.kosen-all.or.jp/sportsfes/第59回全国高専体育大会実施要項.pdf
※競技種目・日程・会場は各主催団体の公表内容にもとづきます。大会は毎年開催地が変わり、競技ごとに日程と会場が異なります。結果および最新の日程は必ず全国高等専門学校連合会の公式ページでご確認ください。 当サイトは結果そのものを掲載していません。





