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高専デザコンとは?建築・デザイン系学生の祭典!空間デザインと構造の戦い

建築・デザイン系学科の学生が熱狂する「高専デザコン(全国高等専門学校デザインコンペティション)」。空間デザイン部門、構造デザイン部門など、美しさと強さを競う大会の魅力を解説します。

目次
  1. 高専デザコンとは?
  2. デザコンの主要な3つの部門
  3. デザコンの魅力と就職・進学への影響
  4. まとめ

「高専の建築学科に入ったら、どんな大会に出られるの?」 「デザインや設計のアイデアを競うコンテストはある?」

高専の大会といえば、機械系の「ロボコン」、情報系の「プロコン」が有名ですが、建築・土木・デザイン系学科の学生たちが1年間の集大成として挑む、もう一つの熱い全国大会があります。 それが「高専デザコン(全国高等専門学校デザインコンペティション)」です。

本記事では、未来の建築家やデザイナーを目指す学生たちの祭典「高専デザコン」の部門や魅力について解説します。


高専デザコンとは?

高専デザコンは、2004年から毎年開催されている、生活環境や空間、構造物のデザインを競う全国大会です。 「ロボコン」「プロコン」と並んで「高専3大コンテスト」の一つに数えられており、全国の建築系・土木系学科を持つ高専から多数のチームが参加します。

デザコンには、学生の得意分野に合わせて複数の部門が用意されています。


デザコンの主要な3つの部門

1. 空間デザイン部門(建築設計のアイデア勝負)

毎年設定されるテーマ(例:「地域とつながる新しい図書館」「空き家を活用したシェアスペース」など)に対し、建築物や都市空間の設計アイデアを提案する部門です。

  • 特徴:図面(図面パネル)と精巧な「建築模型」を制作し、審査員に向けてプレゼンテーションを行います。
  • 求められる力:単にカッコいい建物をデザインするだけでなく、「その土地の歴史や課題をどう解決するか」という深いリサーチ力と、コンセプトを形にする設計力が問われます。

2. 構造デザイン部門(強さと軽さの極限バトル)

木材や紙などの指定された材料を使って「橋」などの構造物の模型を作り、「どれだけ軽くて、どれだけ重い荷重に耐えられるか」を競う、非常にエキサイティングな部門です。

  • 特徴:大会当日は、学生たちが作った橋の模型に、少しずつ重り(数十キロ〜百キロ以上)を載せていきます。橋が「バキッ!」と壊れる限界点を見極める、手に汗握る耐久テストが行われます。
  • 求められる力:材料力学や構造力学の正確な計算と、1ミリの狂いも許さない精密な工作技術が求められます。

3. 創造デザイン部門(モノ・コトの新しい提案)

建築物に限らず、家具、プロダクト(製品)、地域のイベント企画など、人々の生活を豊かにする「モノ」や「コト」のデザインを幅広く提案する部門です。

  • 特徴:実際に使えるプロトタイプ(試作品)を制作し、その実用性やデザインの美しさを競います。

デザコンの魅力と就職・進学への影響

徹夜で模型を作る「建築学生の青春」

デザコンの大会前は、建築学科の製図室やアトリエの明かりが夜遅くまで消えません。スチレンボードや木材をカッターで切り出し、ミリ単位の精度で巨大な建築模型を組み上げていく作業は、過酷でありながらも、建築学生にとって最高の青春の1ページとなります。

建築業界・ゼネコンからの高い評価

デザコンで優秀な成績(最優秀賞や審査員特別賞など)を収めた実績は、就職活動や大学編入において非常に高く評価されます。 特に、大手ゼネコン(総合建設会社)や組織設計事務所、有名大学の建築学科の教授陣は、デザコンでの学生の活躍に熱い視線を送っています。


まとめ

高専デザコンは、単なる「お絵かき」や「工作」の大会ではありません。 それは、「人間が快適に過ごせる空間とは何か」「地震に耐える強い構造とは何か」という、建築・土木工学の本質に挑む、極めて高度で実践的なコンペティションです。

「将来は自分の設計した建物を街に建てたい」「美しい橋や家具をデザインしたい」という中学生にとって、高専の建築・デザイン系学科に入学し、デザコンの頂点を目指すことは、プロのクリエイターへの第一歩となります。


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