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高専の英語教育とTOEIC対策|卒業時の平均スコアと勉強法

「高専生は英語が苦手」は昔の話。グローバル化が進む現代の高専では、TOEICスコアが大学編入や就職を左右します。高専の英語教育の実態と、在学中にスコアを伸ばすための勉強法を解説します。

目次
  1. 高専の英語教育の実態
  2. なぜ高専生にTOEICが必要なのか?
  3. 高専生のTOEIC平均スコアと目標値
  4. 高専生のためのTOEIC勉強法(ロードマップ)
  5. まとめ

「理系だから英語は苦手でも大丈夫だよね?」 「高専生って英語ができないイメージがあるけど…」

かつては「高専生=専門技術はすごいが英語は苦手」というイメージが定着していました。しかし、グローバル化が進む現代において、その常識は完全に覆っています。

現在の高専では、大学編入試験や大手企業への就職において「TOEICスコア」が強力な武器(あるいは必須条件)となっています。

本記事では、高専の英語教育のリアルな実態、卒業時の平均スコア、そして在学中にTOEICスコアを劇的に伸ばすための勉強法を解説します。


高専の英語教育の実態

1. 授業のレベルと進度

高専の英語の授業は、1〜3年生までは普通高校とほぼ同じ内容(文法・長文読解・コミュニケーション)を学びます。4〜5年生になると、専門分野の英語論文を読んだり、英語でプレゼンテーションを行ったりする「専門英語(技術英語)」の授業が増えてきます。

2. 「英語が苦手な学生」が多いのは事実

入学者の多くが「数学・理科が得意で、国語・英語が苦手」という理系タイプであるため、クラス全体の英語に対するモチベーションは普通高校の進学校と比べると低い傾向にあります。 そのため、「自分で意識して勉強しないと、英語力は中学レベルで止まってしまう」というリスクがあります。


なぜ高専生にTOEICが必要なのか?

高専生にとって、TOEIC(Listening & Reading Test)は単なる資格ではなく、進路を左右する最重要アイテムです。

1. 大学編入試験での利用

多くの国立大学(旧帝大や技科大など)の3年次編入試験では、英語の独自試験を廃止し、TOEICスコアの提出を義務付け(または換算)しています。

  • 目安スコア:地方国立大で500〜600点、旧帝大レベルで700〜800点以上が求められます。
  • TOEICスコアが足りないと、専門科目がどれだけできても不合格になるケースが増えています。

2. 大手企業への就職・推薦

トヨタ自動車、ソニー、パナソニックなどのグローバル企業では、採用時や入社後の昇進においてTOEICスコアを重視します。高専からの学校推薦枠を勝ち取る際にも、TOEICスコアが高い学生が優先される傾向があります。

3. 専攻科への進学

高専の専攻科(4年制大学卒業と同等の学士を取得できるコース)の入試でも、TOEICスコアが英語の得点として換算される学校がほとんどです。


高専生のTOEIC平均スコアと目標値

卒業時(5年生)の平均スコア

全国の高専生の卒業時のTOEIC平均スコアは、おおむね400点〜450点程度と言われています(大学生の平均スコアよりやや低い水準です)。

目指すべき目標スコア

進路に応じて、以下のスコアを目標に設定しましょう。

目標進路 目標スコア 達成時期の目安
一般的な就職・専攻科進学 500点以上 4年生の冬まで
地方国立大学への編入 600点以上 4年生の冬まで
旧帝大への編入・大手グローバル企業 730点以上 4年生の秋まで
トップ層(海外赴任・外資系志望) 800点以上 5年生の春まで

大学編入の出願は5年生の春〜初夏に行われるため、「4年生の冬(1月〜3月)」までに目標スコアを取得しておく必要があります。


高専生のためのTOEIC勉強法(ロードマップ)

英語が苦手な高専生が、効率よくスコアを伸ばすためのステップです。

ステップ1:中学レベルの文法と単語の復習(1〜2年生)

TOEIC対策を始める前に、基礎が抜けているとスコアは伸びません。

  • 単語:高校受験レベルの単語帳を完璧にする。
  • 文法:中学3年間の英文法を総復習する。 1〜2年生のうちは、学校の英語の授業と定期テストに真面目に取り組むことが最大の対策になります。

ステップ2:TOEIC専用単語帳の暗記(3年生)

3年生になったら、TOEIC特有のビジネス単語を覚え始めます。

  • おすすめ教材:『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ(金フレ)』
  • 毎日少しずつでも良いので、音声を聞きながら発音して覚える習慣をつけましょう。

ステップ3:パート別対策と公式問題集(4年生)

4年生の夏休みから本格的な対策をスタートします。

  • 文法(Part 5, 6):『TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問』などで、文法問題を瞬殺できるパターンを身につけます。
  • リスニング(Part 1〜4):公式問題集の音声をスマホに入れ、通学中や隙間時間にシャドーイング(音声に続いて発音する)を行います。
  • 実践演習:『公式TOEIC Listening & Reading 問題集』を時間を測って解き、時間配分(特にリーディングの最後まで解き切るペース)を体に覚え込ませます。

まとめ

  1. 高専生にとってTOEICは、大学編入や大手企業就職の「パスポート」である。
  2. 卒業時の平均は400点台だが、編入や上位就職を狙うなら600〜730点以上が必要。
  3. 大学編入の出願に間に合わせるため、4年生の冬までに目標スコアを取得する。
  4. 「英語が苦手」を言い訳にせず、3年生から計画的に単語と公式問題集に取り組む。

「専門技術(プログラミングや機械設計)+英語力(TOEIC700点以上)」を持った高専生は、就職市場でも大学編入でも最強の存在になります。早めの対策で、ライバルに差をつけましょう。


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