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高専卒業後の進路まとめ|就職・大学編入・専攻科の割合と選び方

高専を卒業した後、どんな進路があるのか?就職・大学編入・専攻科の3つの選択肢について、それぞれの割合・メリット・向いている人のタイプを解説します。

目次
  1. 進路の割合(全国平均)
  2. 進路1:就職
  3. 進路2:大学編入
  4. 進路3:専攻科進学
  5. まとめ:どの進路を選ぶべきか?

高専(高等専門学校)を5年間で卒業した後、どのような進路があるのでしょうか?

高専卒業生の進路は大きく3つに分かれます。

  1. 就職(卒業後すぐに社会人になる)
  2. 大学編入(国立大学の3年次へ編入する)
  3. 専攻科進学(高専内の2年制の上位課程へ進む)

本記事では、それぞれの進路の特徴と、どのタイプの学生に向いているかを解説します。


進路の割合(全国平均)

全国の高専卒業生の進路を大まかに示すと、以下のようになります。

進路 割合(目安)
就職 約55〜60%
大学編入 約25〜30%
専攻科進学 約10〜15%

ただし、この割合は学校や学科によって大きく異なります。情報系・電気系の学科では大学編入率が高く、機械系・建設系では就職率が高い傾向があります。


進路1:就職

概要

高専を5年で卒業(20歳)し、そのまま企業に就職するルートです。高専生の就職は「学校推薦」が主流であり、企業から高専に届いた求人票の中から希望の会社を選び、学校の推薦を受けて選考に臨みます。

メリット

  • 大企業に入りやすい:トヨタ、ソニー、NTT、JRなどの大手企業が高専に多くの求人を出しており、学校推薦を活用することで非常に有利に就職活動を進められます。
  • 22歳より2年早くキャリアをスタートできる:大卒(22歳)よりも2年早く社会に出るため、実務経験を積む時間が長く、若いうちから責任ある仕事を任されるケースも多いです。
  • 初任給は大卒より低いが、生涯年収は遜色ない場合も:大企業では高専卒の初任給は大卒より低く設定されていることが多いですが、昇給や昇格の速度は個人の能力次第であり、大卒と遜色ない生涯年収を得ている高専卒も多くいます。

向いている人

  • 早く社会に出て、現場でキャリアを積みたい人
  • 大学受験の勉強が苦手、または大学生活に魅力を感じない人
  • 特定の企業(地元の大企業など)に強い志望がある人

進路2:大学編入

概要

高専を卒業後、国立大学の工学部3年次に「編入学試験」を受けて進学するルートです。一般の大学受験(共通テスト)とは別の試験で、数学・専門科目・英語(TOEIC等)が主な試験科目です。

メリット

  • 大学卒業資格(学士号)が得られる:大学院進学や、大卒以上を条件とする職種への応募が可能になります。
  • 旧帝大への進学も可能:東大・京大・東工大などへ、共通テストなしで進学できる「裏ルート」として機能します。
  • 複数の大学を受験できる:試験日程が各大学でバラバラなため、日程が重ならなければ3〜5校を受験できます。

デメリット

  • 単位認定の問題:編入後に高専で取得した単位が認められず、3・4年生で大量の授業を履修しなければならない大学もあります。
  • 編入後の孤独感:周囲の学生は1年生から一緒にいる仲間であるため、3年生から入学した編入生は人間関係を一から構築する必要があります。

向いている人

  • 将来、研究職や大学院進学を視野に入れている人
  • 大学卒業の学歴(学士号)が必要な職種(一部の公務員、外資系企業など)を目指している人
  • 高専での成績が優秀で、さらに高度な学問を学びたい人

進路3:専攻科進学

概要

高専内に設置されている「専攻科」という2年制の上位課程に進学するルートです。専攻科を修了すると、大学卒業と同等の「学士号」が授与されます(独立行政法人大学改革支援・学位授与機構への申請が必要)。

メリット

  • 慣れた環境でそのまま学べる:高専の施設・設備・教員のもとで、引き続き専門的な研究を深められます。
  • 大学編入より経済的:他の大学に移る必要がないため、引越し費用などが不要で、経済的な負担が少ないです。
  • 学士号が取得できる:専攻科修了後に申請することで、大学卒業と同等の学士号が得られます。

デメリット

  • 大学のような「キャンパスライフ」は期待できない:高専の延長線上であるため、大学のような多様な学生との交流や、サークル活動などの経験は限られます。
  • 知名度が低い:「専攻科修了」という学歴は、大企業の人事担当者にも認知されていないことがあり、採用時に説明が必要なケースがあります。

向いている人

  • 高専の環境が気に入っており、同じ場所でさらに研究を続けたい人
  • 大学編入試験の準備が難しい(成績や時間的余裕がない)が、学士号は欲しい人

まとめ:どの進路を選ぶべきか?

就職 大学編入 専攻科
社会に出る年齢 20歳 22歳(大卒) 22歳
学歴 高専卒(準学士) 大学卒(学士) 学士(申請制)
費用 最小 大(学費・生活費)
向いている人 早期就職志向 研究・院進志向 継続研究志向

進路選びに迷ったら、在学中に「インターンシップ」や「大学のオープンキャンパス(編入生向け)」に参加して、実際の現場を見てみることをおすすめします。


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