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「弓削商船高専ってどんな学校?」 「商船学科って何を学ぶの?」 「寮生活や卒業後の進路が知りたい」
弓削商船高等専門学校(通称:弓削商船高専)は、愛媛県越智郡上島町(弓削島)にある国立高専です。全国に5校しかない「商船高専」の1つであり、海事分野(航海士・機関士)のスペシャリスト育成と、工業分野の技術者育成を行っています。
瀬戸内海に浮かぶ美しい島という独自の環境で、全寮制に近い形で学ぶことができるのが大きな特徴です。
本記事では、弓削商船高専の学科の特徴、入試倍率、寮生活、練習船を使った実習、そして卒業後の進路まで、受験生や保護者が知りたい情報を徹底的に解説します。
弓削商船高専の基本情報
弓削商船高専は、海事産業や工業分野で活躍できる、実践的で創造的な技術者の育成を目指しています [1]。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 学校名 | 弓削商船高等専門学校(国立) |
| 所在地 | 愛媛県越智郡上島町弓削下弓削1000 |
| アクセス | 尾道・今治から高速船で弓削港 |
| 設置学科 | 商船学科、創造工学科(機械・材料系)、情報工学科 |
| 定員 | 各学科40名(1学年計120名) |
| 生活環境 | 学生寮「白砂寮」あり(商船学科は原則入寮) |
| 女子比率 | 21.7%(令和7年度)[2] |
設置学科とカリキュラムの特徴
弓削商船高専には、海事分野の「商船学科」と、工業分野の「創造工学科」「情報工学科」の計3学科が設置されています。
3つの設置学科
- 商船学科(航海コース・機関コース):大型船舶の運航を担う航海士や、船のエンジン等を管理する機関士を育成します。5年半(本科5年+乗船実習半年)のカリキュラムで、卒業時には海技士国家試験の受験資格が得られます。
- 創造工学科(機械・材料系):機械工学と材料工学を融合させた技術を学び、新しい素材や機械システムの設計・開発ができる技術者を育成します。
- 情報工学科:ソフトウェア開発、ネットワーク、AIなど、高度な情報処理技術を学び、IT社会を支えるエンジニアを育成します。
代表的な教育の特徴と授業の様子:練習船「弓削丸」での実習
商船学科の最大の特徴は、学校所有の練習船「弓削丸」(240総トン)を使用した実践的な海上実習です。
- 航海実習:教室での座学だけでなく、実際に海に出て船を動かす経験を積むことで、プロの船乗りとしての技術と精神力を養います。
- 地域連携PBL:上島町と連携し、学生が主体となって地域の課題解決に取り組む「ゆげまるプロジェクト」などのPBL(課題解決型学習)を実施しています。
- 海事・工業の融合教育:商船学科と工業系学科(創造工学・情報)が連携し、自律運航船や海洋ロボットの開発など、海事分野のDX化に対応できる次世代人材の育成にも力を入れています。
各学科の詳しいカリキュラムは 弓削商船高専の詳細ページ をご覧ください。
入試倍率と学費(2026年度最新データ)
弓削商船高専の入試は、推薦選抜と学力選抜で行われます。
代表倍率の目安
弓削商船高専の代表倍率は約1.0倍です(当サイト集計・最新年度/全学科・全方式合算)。 近年は0.86〜1.17倍で推移しており、概ね1.0倍前後となっています。
※高専の倍率の正しい読み方については、高専の倍率まとめ を参考にしてください。
学費(国立一律)
国立高専であるため、学費は全国一律の基準です。
- 授業料:年額 234,600円
- 入学料:84,600円(初年度のみ)
※諸経費(教科書・制服・教材・後援会費・商船は実習服等)は別途必要です。項目別内訳は公式募集要項PDFで必ず確認してください。
寮生活:「白砂寮」での共同生活
弓削商船高専には「白砂寮(はくさりょう)」という男女別の学生寮が完備されており、約455名が収容可能です。
商船学科は原則入寮
海事教育の特性上、商船学科の学生は原則として入寮することになっています。工業系の学科(創造工学科・情報工学科)の学生も、希望すれば入寮することが可能です。親元を離れて同世代の仲間と共同生活を送ることで、船乗りに不可欠な協調性や規律、リーダーシップを養います。
寮費・生活費の目安
寮生活にかかる費用の目安は以下の通りです。
- 月額 約44,500円(寄宿料+食費・光熱費等)
※内訳の詳細は公式の最新資料をご確認ください。
卒業後の進路:海運業界から大手メーカーまで
弓削商船高専の卒業生は、海運業界や工業分野で高く評価されています。
卒業者の進路内訳
令和6年度の卒業者125名の進路内訳は以下の通りです(当サイト調べ)。
- 就職:82.4%
- 進学:16.0%
※就職率は「卒業者ベース」の数値です。詳しくは 高専の就職率のホント をご覧ください。
主な進学先・編入先
より高度な専門性を身につけるため、進学を選択する学生もいます。
- 弓削商船高専 専攻科:本科卒業後、さらに2年間学んで学士の取得を目指します。
- 国公立大学への編入学:令和7年度の主な編入先として、豊橋技術科学大学(6名)、長岡技術科学大学(2名)、千葉大学(1名)などの実績があります。
大学編入の仕組みについては 高専から大学編入する方法 を参考にしてください。
まとめ:弓削商船高専に向いているのはどんな人?
弓削商船高専は、以下のような中学生におすすめです。
- 将来、航海士や機関士として世界中の海を舞台に活躍したい人(商船学科)
- 機械、材料、情報分野のエンジニアとして活躍したい人(工業系学科)
- 瀬戸内海の美しい島という独自の環境で、のびのびと学びたい人
- 寮生活を通して、一生の仲間を作り、自立心と協調性を身につけたい人
全国に5校しかない商船高専ならではの独自のカリキュラムを持つ弓削商船高専。興味がある方は、ぜひオープンキャンパスに参加して、練習船「弓削丸」やキャンパスの雰囲気を体感してみてください。
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References
[1] 弓削商船高等専門学校 公式サイト: https://www.yuge.ac.jp/ [2] 国立高等専門学校機構「各高専における在学生数及び女子学生比率(令和7年度)」: https://www.kosen-k.go.jp/wp/wp-content/uploads/2025/08/R7_gakusei_table.pdf
