【注意】高専に学校別の偏差値は公的に存在しません ネット上にある「高専の偏差値ランキング」は、特定の模試データや普通高校の基準を無理に当てはめた推測値であり、実際の難易度とは異なります。当サイトでは偏差値の数値を一切掲載せず、公式の「倍率」と「入試方式」で難易度を示しています。 詳しくは 高専の偏差値ランキングの真実 をご覧ください。 ※本記事のデータは2026年7月時点の当サイト調べ(kosen.json照合済)です。最新情報は必ず各校の公式募集要項でご確認ください。
「国際高専ってどんな学校?」 「私立高専の学費はどれくらい?」 「寮生活や卒業後の進路が知りたい」
国際高等専門学校(通称:国際高専)は、石川県にある私立の高等専門学校です。
「グローバルイノベーターの育成」を掲げ、15歳から英語で数学やサイエンス、テクノロジーを学ぶSTEAM教育を実践しています。1・2年生は白山麓キャンパスでの全寮制、3年生は全員がニュージーランドへ1年間留学、4・5年生は金沢キャンパスで学ぶという、日本の高専の中でも非常にユニークな教育システムを持っています [1]。
本記事では、国際高専の学科の特徴、入試倍率、学費、全寮制の生活、そして卒業後の進路について詳しく解説します。
国際高専の基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 学校名 | 国際高等専門学校(私立) |
| 所在地 | 白山麓キャンパス(1・2年):石川県白山市瀬戸辰3-1金沢キャンパス(4・5年):石川県金沢市久安2-270 |
| アクセス | 白山麓キャンパス:金沢駅からバスで約60分 |
| 設置学科 | 国際理工学科 |
| 定員 | 1学年35名 |
| 生活環境 | 1・2年生は全寮制 |
| 女子比率 | 19.4%(令和7年度)[2] |
学科とカリキュラムの特徴
国際高専は国際理工学科の1学科体制で、金沢工業大学と連携した「5+4のスクールシステム」を構築しています。
代表的な教育の特徴と授業の様子
国際標準の工学教育フレームワークである「CDIO(Conceive, Design, Implement, Operate)」に準拠し、知識の習得だけでなく、社会実装までを見据えた実践的な教育を行っています。
- エンジニアリングデザイン(PBL):日常生活の身近な問題から社会課題まで、段階的に視野を広げながら解決策を創造するプロジェクト型学習です。白山麓地域をフィールドに、農業ビジネスや獣害対策などリアルな課題に取り組みます。
- 英語でのSTEAM教育:数学、理科、コンピュータ、ロボット工学などの科目を英語で学び、グローバルに活躍できる語学力と専門知識を同時に養います。
- コンピュータスキルズ&ロボット工学:3D CADモデリング、プログラミング、AI基礎、ロボット制御(センサ、アクチュエータ等)など、最先端のテクノロジーを実践的に習得します。
各学科の詳しいカリキュラムは 国際高専の詳細ページ をご覧ください。
課外活動と特徴的な仕組み
- 全員参加のニュージーランド留学:3年生の1年間、全員がニュージーランドの国立大学(オタゴポリテクニック等)へ留学し、現地の学生と共に学びます。
- 専門ゼミでの分野横断型研究:情報とロボティクスを高度に融合させたイノベーティブな研究に取り組みます。
- ICTリーダーシップアワード奨学生制度:優秀な学生に対する独自の奨学金制度が用意されています。
入試倍率と学費(2026年度最新データ)
国際高専の入試は、少人数制(定員35名)のため、人物重視の選考が行われます。
代表倍率の目安
国際高専の代表倍率は約0.9倍です(当サイト集計・最新年度/全学科・全方式合算)。定員に対して志願者数が近い水準で推移しており、募集人数が少ないため年度による変動があります。
※高専の倍率の正しい読み方については、高専の倍率まとめ を参考にしてください。
学費
全寮制や1年間の海外留学が含まれるため、学費は一般的な高専や高校と比較して高額になります。
| 学年 | 授業料(年額) | 備考 |
|---|---|---|
| 1・2年生 | 3,000,000円 | 寮費・食費込み |
| 3年生 | 250,000円 | 別途ニュージーランド留学費用(約2,750,000円)が必要 |
| 4・5年生 | 1,600,000円 | 寮・アパート費用は別途 |
※入学金:200,000円 ※その他、育友会費等の委託徴収金が年額約36,000円かかります。詳細は公式募集要項PDFで必ず確認してください。
全寮制の生活(白山麓キャンパス)
1・2年生は、大自然に囲まれた白山麓キャンパスで全寮制の生活を送ります。
- 居住環境:1ユニット6人部屋のシェアハウス形式。各ユニットにリビング、トイレ、シャワールームがあり、寝室は個室が確保されています。
- 共用設備:各フロアに共用キッチン、洗濯室(乾燥機付き)、共用ラウンジ(TV付き)が完備されています。
- 生活スタイル:多国籍な教員や学生と共に生活し、日常的に英語を使用する環境で、自立心と協調性を養います。
卒業後の進路:国内外の大学への進学
国際高専の卒業生は、併設校である金沢工業大学への進学をはじめ、国内外の大学への編入など、多様な進路を選択しています。
卒業者の進路内訳
令和6年度の卒業者9名の進路内訳は以下の通りです(当サイト調べ)。
- 進学:100%
- 就職:0%
※就職率は「卒業者ベース」の数値です。国際高専は1学年の卒業生が少ないため、進学・就職の割合は年度によって変動します。直近の卒業生は全員が進学しており、就職実績も年度により変わります。詳しくは 高専の就職率のホント をご覧ください。
主な進学先・編入先
併設の金沢工業大学への内部進学を中心に、国内外の大学へ進学しています。2023〜2025年度の主な編入・進学先は以下の通りです。
- 金沢工業大学(9名)
- 工学院大学(2名)
- 千葉工業大学(1名)
- 東京海洋大学(1名)
- Purdue University(アメリカ)(1名)
海外大学への進学実績もあり、英語で学ぶカリキュラムを活かして国外へ進む学生もいます。大学編入の仕組みについては 高専から大学編入する方法 を参考にしてください。
まとめ:国際高専に向いている人
国際高専は、以下のような中学生に特におすすめです。
- 英語が好きで、将来グローバルに活躍するエンジニアになりたい人
- 15歳から親元を離れ、全寮制や海外留学で自立心を鍛えたい人
- 受験勉強にとらわれず、ロボットやAI、プログラミングに没頭したい人
- 金沢工業大学との連携を活かし、長期的な視点で研究・開発に取り組みたい人
学費のハードルはありますが、それに見合うだけの「世界基準の教育環境」と「大きな成長機会」が用意されている学校です。
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References
[1] 国際高等専門学校 公式サイト: https://www.ict-kanazawa.ac.jp/ja/ [2] 国際高等専門学校「学生数」: https://www.ict-kanazawa.ac.jp/ja/about/disclosure/
